FX手法

FXで値動きが読めてもエントリーラインが定まらないときの入り方

2021年10月24日 ドル円 週末調整のチャート

FXでリスク・リワードを徹底管理したデイトレを積み上げる一つの方法として、エントリーと損切りの水平線を「明確にする」ことがあります。これは相場で稼ぎ続ける確実な方法ですが、それ故に値動きが読めてもエントリーできないジレンマに陥ることがあります。

その際の対処法として、エントリーする水平線を「明確にする」ことを緩めて入っていく方法をまとめていきます。

流れのなかで水平線を見極めていく

2021年10月24日 ドル円 週末調整のチャートこの状況が起こりやすいのは、長期時間に対する逆張り環境下です。具体例としては先週末のドル円で、上昇トレンドの日足に対してデイトレでショートを狙っていくところとなります。

4時間足が下降ダウを確定(レ点)させて、1時間足以下からジリジリさげていく展開になりました。ただし1時間足のレ点の通り戻りが強く、そのあとのジリジリとした下げは、主に今までロングしていた勢力の調整と考えられ、新規の強いショートが入ってこないときに起こります。

現場でみていてジリジリ下げていくのを肌で感じたと思います。

1時間足の明確な安値113.816円は定められますが、デイトレ的にどうでしょうか?結果的に直線的な下げになっているものの、1時間足以下からボラタイルになることを考えなければいけないチャート形状です。

ただし、4時間足は下降ダウで日足の足型も調整の陰線が出やすい。1時間足以下の値動きも弱ってきていて、ジリジリ下げ続けそう。

ですので、1時間足が下降ダウを確定させてからの戻り調整を待って、最後の下落局面を狙っていく方法があります。

まずは目標値を明確にします。直近の強い反発は113.574円で113.5円の価格節目が意識されているようです。もしかしたら113円まで一気に下落がすすむことも考えられる環境です。

ショートの方法は、113.816円抜けを確定してからの戻ってきたときのみ、その後の揉み合いで作られた15分足安値をエントリーラインとして使います。損切りは二つ上のXXが良いです。Xだと切らされる可能性が高くなります。

第一目標値113.5円に対して損切りXXだとRR悪いですが、この局面では総合的にまずは113.5円までつけに行く可能性が高いですし、それを着実に取り切るために、切らされるリスクを排除するための損切り位置です。

最終的には水平線を明確にしてますが、逆指値をせずに流れをみながら15分足以下で決めていく考え方となります。

実際のトレードでは15分足の上昇トレンドライン下にできた安値抜けで114.206円を損切り設定にして入れていき、その後新たに作られた安値抜けて少量追加、最終的にご紹介した方法で最後のつけに行くところを狙っていくように、カチッとはめこむものでもないのですが、RRを徹底管理するために、流れのなかでエントリーと損切りの水平線を明確にしていく考え方をまとめてみました。

できる限り水平線が明確になる通貨ペアを選択する

ジリジリとした値動きは反発がどうしても脳裏をよぎるので、スケールさせることができないと思います。ですので、できる限りエントリーと損切りの水平線を明確にしたトレードができる通貨ペアを優先することをおすすめします。

似たような環境ではありますが、先週末ならユーロ円の方がRRを管理したデイトレがしやすかったので、よろしければご参考ください。トレードポイントは記事の最後にまとめています。

参考:日足逆張り時、4時間足ダウが明確に転換した通貨ペア選択の重要性

【FXデイトレ】長期時間軸と短期モメンタムのどちらを優先するか

2021年10月17日 ユーロドルの全体チャート

4時間足以下での同じような流れに見えても、ある通貨ペアは伸びてもう一方はヨコヨコというときがあります。FXのデイトレにおいて値幅が稼げるかどうかの鍵を握りますから、ボラタイルになって長期トレンド方向へ伸びていく通貨ペアを見極めることは重要です。

この値動きの違いを長期時間軸または短期モメンタムの違いから判断することはできるでしょうか?

結論から申し上げると、わからないです。ただし、長期時間軸を優先しておいたほうが概ね日足終値ベースで伸びていることが多いだろうとなります。

断言できないのはデータをとっていないからで、僕の感覚であることをご了承ください。一つ条件としては、ダウ理論に基づいた4時間足以上の正しい環境分析ができている必要はあります。

たった一つになりますが、具体例として10月15日のユーロドルとポンドドルを比較します。

ポンドルは長期強く、ユロドルは短期勢いあり

ポンドドルのチャート

2021年10月16日 ポンドドル 最高のデイトレポイント

ユーロドルのチャート

2021年10月17日 ユーロドルの全体チャートポンドドルは傾きが緩やかになった20日線を下から5日線が突き抜けて拡散してく様子が想像できる状態になっており、1.36888ドルを抜けたキレに上伸しました。
一方でユーロドルは同じ時間に入るとしたら1.16115ドル抜けになりますが、建値を割り込んで終了しています。

1時間MAに注目すると、ユーロドルのほうが勢いがあり、これは4時間足以下の押し込みが小さかったことによります。一方でポンドドルは前日の長い上髭に表れているとおり、4時間足以下で深い押しを入れており、これが短期モメンタムの弱さ=1時間MAの傾きの弱さになって表れています。

4時間足以下のみに注目した場合、ユーロドルをデイトレ対象として優先しても良いように思います。

参考記事:最高のデイトレ環境 | ポンドドルのトレードポイント(10月15日)

デイトレ対象通貨ペアのシンプルに選ぶ方法

5日線と20日線の関係に注目です。20日線の傾きがある方向に5日線が勢いづいている通貨ペアを優先する。今回のポンドドルのように20日線の上値抑えが弱くなった状態を下から5日線が突き抜けていくのも大丈夫です。

いずれにしても5日線と20日線の拡散が見え始めていたり、すでに拡散完了している通貨ペアがデイトレに適しています。5日線から乖離していても支持線のみ明確にしておけば、それを目安にして水平線トレードができます。

デイトレにおいて短期モメンタムは重要ですが、4時間足以下にとらわれて長期時間軸の節目をはっきりさせておかないと、エントリー直後の逆行で即損切りになりかねません。いわゆる天井底値づかみです。

また長期時間軸の環境が整っていないと、大口が新たに注文をいれてこないことがあります。これが今回のユーロドルに見られる値動きです。大きく逆行しないものの、値が伸びていかない状況です。

おそらく材料待ちでこれが長期時間軸における一服感にあらわれてきており、4時間足以下では伸びるかどうか判断できません。

ですので、シンプルに考えること。長期時間軸優先で5,20日線の関係性に注目してデイトレ対象通貨ペアを選び続けていれば、値幅あるデイトレを着実に積み重ねていけます。

参考記事:【FX・CFDデイトレ】最高のエントリーポイントの見極め方

【FX・CFD】レンジ解放狙いのエントリー方法とトレード条件

2021年10月14日 日経225CFD レンジ解放チャート

今回のレンジについてですが、長期トレンド方向とは逆に値幅調整した後、日数調整に入ってレンジを形成したときとなります。レンジ解放は大変難しいので、他の通貨ペアやCFDを差し置いてするトレードではないですが、次の条件を満たしたときは積極的に狙っていけると思います。

【レンジ解放トレードの条件】
1.4時間足ダウの方向に小さくても明確な4時間足の高値・安値がある
2.1時間足の流れが4時間足ダウの方向へ流れてきている
3.1の水平線を抜けたら伸びやすい価格帯が作られている
4.1の水平線を抜けたら4時間MAと1時間MAの拡散を想像できる
※1の水平線を抜けてからボラタイルになることは多々あり、15分足以下で急激に建値を割ることはよくある。この値動きは反対勢力が最後の抵抗を示しており、売買をこなした後には想定方向へ気持ちよく伸びていく。
※上記の通り、今回のレンジは値幅と日数調整後に作られたしこりの多い環境なので、目標値を分けて考える。最終目標値前の節目で一部利益を確保して、全戻りしても大丈夫なように建値直上・直下に逆指値を移していく。

強力な支持帯上で4時間足ダウ転換済、レンジ解放へ

具体例として10月14日の日経225CFD(JP225)のトレードポイントを見ていきます。強力な支持帯(日足の青四角)上で波打つ間に4時間足が上昇ダウに転換、そして4時間足が収縮してレンジを形成しました。

NY市場から東京前場に向けて1時間足が4時間足ダウの方向へ流れていき、小さくても明確な4時間足の高値を抜けていきます。

28435.3円までは日足・4時間足・1時間足の実体が重複しており、この価格帯に強い抵抗がないことを示しています。つまり過去の厚いしこりがない環境なので、反対勢力は新規の売りのみと考えることができます。

2021年10月14日 日経225CFD レンジ解放チャート

【トレードポイント】
第一目標値:28435.3円 最終目標値:日足高値(28642.4円からの値動き注意)
買い:28288.3円 損切り:28138.3円
決済:28435.3円到達後に一部、28642.3円到達後に残り全て

15分足の高値はもとより、1時間足の高値もエントリーに使わないほうが良いです。今回は綺麗なレンジなので抜けたら伸びるだろう1時間足高値も見えやすいですが、上髭が多い汚いレンジも多々あります。

このようなレンジは解放しないからそうなっているとも言えます。いずれにしても、上記条件を満たすレンジを意識して見続けていくと、自ずとレンジ解放されるチャート形状やそのときにじわじわとくる感覚が一致してくると思います。

いつもは4時間足を軸にした再現性の高い順張りトレードばかりをご紹介していますが、こちらも再現性の高いレンジ解放トレードなので、積極的に活用していただけたら嬉しいです。

【FX・CFD】短期モメンタムを1時間MAで見極める重要性(高値安値更新時)

2021年10月14日 カナダ円の上昇モメンタム比較チャート

4時間足を軸にした順張りデイトレーダーさんの中には、今のクロス円のような押し目の小さい高値追い相場を捨ててしまっている方もいるでしょう。

「20日線から乖離しているから急落リスクを避けたい。」などの感情的判断によって、高値追いブル相場を丸ごと捨てるの大変はもったいないことだと思います。

大口は5・20日線が拡散している方向に最後までやりきってくるので、エントリー条件を満たしたら淡々とトレードをこなしていきたいものです。

長期時間軸を優先した環境分析を徹底していれば、強い売りが入ってくる水平線を明確にできるので、デイトレの場合はそれら水平線と価格節目における値動きに注意して対処していくのみとなります。

一方でエントリー後に伸びが悪いときには建値前で決済できるように、短期モメンタムを1時間MAで見極めることの必要性を、10月13日のクロス円を例にして確かめていきます。

やはり、高値追い相場では天井を意識した売りが強くなるポイントがあるので、守りを固めながら攻め続けることが大切です。

ブル・ベア相場!高値・安値追いで確認する3つのポイント

2021年10月14日 カナダ円の上昇モメンタム比較チャート

2021年10月14日 ユーロ円の上昇モメンタム比較チャート2021年10月14日 ポンド円の上昇モメンタム比較チャート2021年10月14日 ドル円の上昇モメンタム比較チャート

ブル・ベア相場における高値・安値追いで、エントリー後の急逆行を避けるために確認すべき3つのポイントは次のとおりです。

1.明確な15分足の高値・安値がある(小さくても分かる1時間足の高値・安値)
2.トレンド方向に1時間MAが傾いている
3.1を抜けた後に1時間MAと15分MAの拡散が想像できる

1時間MAは1時間足の移動平均線、15分MAは15分足の移動平均線です。使い慣れてくると2と3はセットになります。具体例として10月13日のクロス円で比較していきます。なお、安値追いのショートについても同じ考え方で大丈夫です。

今回は決済に裁量を入れることなく、淡々と逆指値を15分足の安値に再設定していきます。ポイントはドル円が損切りで終わることです。上記2,3が弱かったドル円はその後の買いの勢力も弱く、押しが深くなっています。

「ドル円以外は上に伸びたから、結果的に1時間MAの15分MAが強くなっているように見えるだけでは?」と思わる方もいるでしょう。これは現場で見ていた方のみとなるのですが、当時もドル円のみ明らかに1時間以下の上昇モメンタムが弱まっていました。

3つのポイントを意識しておくだけで、高値追い・安値追い時の逆行リスクを極限まで減らしてトレードしていくことができます。今のインド50CFDのように新高値に入ると反対勢力が存在しませんから、スルスルと大口が買い上げてくれる途中から、デイトレで入っていくことができるようになります。

クロス円は過去のしこりによって押されやすいですが、新値領域に入ったときにこの手法の恩恵(利益)を最大限に受けることができます。

FX・CFDのデイトレでエントリーポイントのズレを減らす条件と方法

デイトレをしていて最大級に悔しいのが、損切りしてから自分のデイトレできない時間帯に想定方向へレートが伸びていったときではないでしょうか。

これはエントリーポイント(ポジションをもつタイミング)のズレが原因です。長期時間軸優先の環境分析と目標値設定は正しくできているものの、デイトレに落とし込む際の短期時間軸分析に甘さがあります。

本記事ではFX・CFDのデイトレでエントリーポイントのズレを減らす条件と方法についてまとめています。

エントリーポイントのズレを減らす条件

正しいテクニカル分析(※)によって、当日中にレートが到達する目標値が明確であること。これは日足の陽線・陰線想定精度の高さに直結します。
(※)僕が考える正しいテクニカル分析とは、ダウ理論に基づき長期時間軸を優先して、機能する水平線を明確にでき、正しく相場環境を認識できることです。機能する水平線とは、一部利確や全決済のポイントになる、強い支持線・抵抗線のことです。

エントリータイミングのズレが起きやすい環境

1.高値更新・安値更新時に伸びが一服した時
2.長期時間軸の節目近辺
これらのときに1時間足以下でボラタイルになり、反対勢力の力が4時間足にまで波及しそうでしない、4時間足のダウを崩されきれないチャート形状となります。つまり、トレードで狙う方向は変わらないものの、様子見する時間が続く状態です。

エントリーポイントのズレを減らす方法

2021年10月13日 ユーロドル エントリー時間軸のズレを減らすチャート1.明確な1時間足の高値・安値があるか
2.1の水平線を抜けたときに、1時間MAと15分足MAの拡散が想像できるか
3.1時間足以下で、狙うトレンド方向とは逆のトレンドラインを超えた位置(ショートなら割った位置)に1の水平線が位置しているか
4.1の水平線を抜けるのは市場が活性化する時間帯か(東京・欧州・NY市場の前場・後場)

4つを総合的に考えます。1,2はエントリー精度を高めるためには必須で、3は1,2の補足程度に。そして4を意識しておくと、確実にエントリータイミングのズレが減っていきます。

エントリータイミングのズレを減らすことによるメリット

デイトレードにおいてエントリーするタイミングのズレをなくすことそのものがリスクリワード(※)を劇的に高めることに直結します。例えば、1時間足以下の分析に自信がないデイトレーダーはどうしても損切り設定が広くなりがちで、資金管理のためにロット数を下げなければいけません。長期時間軸から1時間足以下の分析、そしてエントリーと損切りの明確化までがセットであり、この一連の流れに磨きをかけることそのものが、エントリーするタイミングのズレを減らすことであり、リスクリワードの良いトレードを積み上げていくことになります。
(※)リスクリワードを損失と利益の比率としています。僕はリスクを「想定外の変動」と考えているので、改めてデイトレにおけるリスクの考え方についてまとめます。

4時間足以下の日足回帰トレード | ポンドドル(9月24日)

2021年9月24日 ポンドドル 全体チャート

4時間足を軸にして値幅取る順張りの方は、強い反発が簡単に想像できるので避ける方もいると思います。また時間軸も長めに取る必要があるので、慣れないうちは反発を食らうたびに「ウッ!」と負担がかかるかもしれません。

日足は下降トレンドで、急上昇の押し調整を欧州勢力が参入する時間帯に合わせて狙っていきます。週末調整も入りやすいですね。

通貨ペアの強弱はクロス円<ドルストで、欧州時間に値幅がでやすいユーロまたはポンドを考え、ポンドドルの1時間足の下落の波打ちが綺麗だったので、こちらを選択します。

2021年9月24日 ポンドドル 全体チャート

  • 第一目標:1.36832ドル。その後、1.36548ドルまで到達できるか?!
  • ショート:1.37131ドルを再度抜けてきたとき、5分足で確認
  • 損切り:1.37280ドル
  • 決済:1.37000ドルで反発したところ

デイトレの場合、4時間足で明確にダウ転換するサインを見せたときは、トレードしない方が無難です。たとえ日足に対して順張りかつ目標値までの値幅を確保できていたとしても、強い反発に合うことは多々あります。

ただし、4時間足以下のダウを丁寧に分析をして適切な損切りを設定しておけば、時間をかけて目標値まで取り切れるトレードでもあります。値動きを監視できるとなお良いです。少しでも利益を伸ばすために、目標値到達前の逆行で一部確実に利益確保できますし、利益を最大化するための逆指値の設定を調整できます。

1.37131を抜けて入って逆行したら一旦撤退もありでしょう。日足に順なのでもう一回試しにいくことは多々あります。今回もそうで、再度入り直していきます。裁量を入れず損切りをはじめの位置に固定して、一貫して様子をみるのも良いです。結果的にこちらのほうが良いと思いますが、トレード方針によりますね。

短期勢力の反発が入りやすいトレードなので、絶対にエントリーに迷ったら駄目です。安易に後追いでポジションを取ると、そこが一旦の安値にづかみになって苦しむ時間が長くなるでしょう。

9月24日ポンドドルのエントリーポイントの続き

NY時間に値動き監視することができないため欧州時間に全撤退して終了しましたが、ある程度強い反発をこなしながら目標値近くまで到達しました。
2021年9月25日 ポンドドル 全体チャート週末金曜日のポジション調整、欧州時間が初動でNY時間にやりきってくれることはままあるので、建値直下逆指値で放置も検討中です。

日足回帰のトレードはほぼ必ず反発がくるので値動き監視を徹底したいのですが、結果的に始めのテクニカル分析通りに進むことが多いため、スマホにアラームが飛んでくるようにするなどの対処法を考えたいと思います。

反発リスクを極力小さくする分析精度を高めるため、ユーロドルとオージードルを合わせて比較されることをおすすめします。特にユーロドルの下落幅が狭かった理由を、上昇過程における売買のこなされ方=4時間足以下の足型と支持線を見ることで分かってきます。

なお4時間足以下の日足回帰トレードを、FXとCFDの手法としてまとめました。デイトレにお役立ていただけたら嬉しいです。
→ 【FX・CFDデイトレ】4時間足以下の日足回帰トレード

傾きある20日線を背景に勢いづいた5日線に逆らってはいけない【9月17,18日のドルストレート】

2021年9月18日 ユーロドル 日足チャート

デイトレの勝率・値幅率を高めるために、日足の陽線・陰線よみ精度を高めることが重要です。順張りではダウ理論に基づき、長期時間軸を優先した水平線トレードを徹底することは当然ですが、目視で直感的にデイトレ日和かどうかを判断する方法として、傾きある20日線を背景に5日線が勢いづいているか、5・20日線拡散が想像できるかという見方があります。FX手法の一種と言って良いかと思います。

ユーロドル、オージードル、ポンドドルで比較

いずれのチャートも赤色が20日線、緑色が5日線です。上から順番にユーロドル、オージードル、ポンドドルになります。細かいことは抜きにして、2本の移動平均線の角度・流れ・拡散を感覚的に掴むことが、デイトレ日和どうかの直感的判断にとって大切です。

ユーロドルの日足チャート
2021年9月18日 ユーロドル 日足チャート

オージードルの日足チャート
2021年9月18日 オージードル 日足チャート

ポンドドルの日足チャート
2021年9月18日 ポンドドル 日足チャート

3枚の日足チャートを比較して、大切な感覚的判断は、ポンドドルは下落するのにエネルギーがいりそうだなということです。結果的に17日から18日早朝にかけてのNY市場における、エントリーポイントから終値までの下落幅は、オージードルが少なく、ユーロドルとポンドドルが同じくらいでした。さすがはポンド様さまです。

ショートの入りやすさにおいてもポンドドルの方がWトップを作って、デイトレーダーが意識しやすいネックラインが明確でした。

どれも下落する下降ダウになっているので、個人的には5日線の下落モメンタムが高まっているオージードルまたはユーロドルを考え、NY市場で値幅がでやすいユーロドルを対象にします。ショートの入り方は、ユーロドルもオージードルも同じです。

日足の流れ的に陰線率が高いユーロドルを選ぶか、Wトップで意識されやすい抜けたら伸びるネックラインを作ったポンドドルを選ぶか、これは意見がわかれるところですね。

ユーロドルのエントリーポイント

2021年9月18日 ユーロドル 全体チャート日足は上昇の半値押しに位置していました。あの時点における最重要な考え方は支持帯をほぐしているかの分析です。日足陽線始値1.17519あたりが4時間足も収縮しており支持帯になっていることがわかります。この価格帯の上限(灰色の点線)をまずは下ヒゲのコマ(レ点)でほぐし、そして17日早朝確定の陰線は実体で完全に解消しています。早朝時点で20日線の下向きが想像でき、5日線は完全に下むいていました。4時間足以下の分析で強い支持線がないことを確認して、あとは戻り売りのタイミングを図るのみです。

欲張った目標は1.16929、その前の1.17082までいけるかどうか。 ショートエントリーが1.17682、損切りが1.17888です。エントリー時点におけるポイントは15分足でこまかく見ないこと。なぜなら1時間足ダウは上昇に入っているからです。しかし、日足は上記の通り、4時間足は完全に下降ダウ。

よって、1時間足の安値抜け、1時間足以下で逆行されても機能する損切りを設定する必要があります。だから、15分足でこまごまみると切らされる確率も高くなってしまいます。また、1.17682は1時間足が上昇する過程で作られた高値の下に位置しています。小さな安値にみえて、実は意味のある安値、高値支持線を解消した水平線になっています。