
株の持ち越しで寄り付きギャップダウンを避ける方法
1.日経225と対象銘柄ともに、週足以上のテクニカル分析で長期時間軸の抵抗線を明確にする。大引けに向けて日足終値がどこで確定するか、ローソク足形状、週末に向けた週足のローソク足を想定する。
2.1を踏まえた上で対象銘柄も同じテクニカル分析をする。どれだけチャートが良くても、日経225が週足以上の抵抗帯に突入して大引けを迎えている場合には押し返される可能性が高くなるので、対象銘柄の大引け仕込みをせずに、ギャップダウン寄り付きからの陽線狙い等へ切り替える。
3.日経225CFDとドル円のテクニカル分析も合わせて、翌日東京市場の流れの想定精度を高め続けていく。
直近では12月16日(木)に大型銘柄は強く大引けを迎えて、17日(金)にギャップダウンで寄り付いて陰線確定、20日(月)にさらに陰線で急落しています。具体例として、日経レバ(1570)とレーザーテック(6920)のチャートで確認します。
12月17日の日経レバとレーザーテックのチャート
レーザーテックのみを見ていると、直近の高値を出来高増加させて超えて足型も良いことから仕込みたくなるが、日経レバやCFDを見ると冷静になれる。
自己保身が強くなり守りの思考がノイズになっていないか、つまり仕込まない理由探しの方が強くなっていないかを意識的に確認する。
12月17日の日経225CFDのチャート
青縦線が東京時間の大引けで、日経225CFDは新規のポジションを絶対にとらないところ。なぜなら、価格節目29000円はテクニカル的にも長期時間軸の節目になっており、ここにはじめて突入したところだから。戻り売りを狙う勢力が多数待ち構えている価格帯である。
このような強い抵抗帯を一発で突き抜けるにはなんらかの強烈な材料が必要で、それを期待して東京市場で仕込むのはギャンブル要素が高くなる。