レーザーテック(6920)で主要半導体銘柄のデイトレ(20日以降)を考える

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2021年12月18日 レーザーテック 日足チャート

米国市場より日本の半導体銘柄の流れを想定

・米国SOXはギャップダウン寄り付きから買いが入ったものの、引けに向けて売りに押されており、大引けも売りに押されている。
・エヌビディアやASMLなど主要半導体銘柄も同様で、出来高を増加させて高値圏を保っているが、クリスマス休暇前に買い上げていけるだろうか?
・大口顧客であるアップルも同様で、こちらは出来高を激増させて170ドルを保っているものの、逆に底抜けしたときは今の価格帯が強い抵抗帯へ転換する。これは半導体銘柄も同じ考え方。
・直近はメタバースによる半導体の需要拡大が予想されているが、メタ(FB)の値位置は違うがテクニカル的に同じ考え方。こちらは上値抵抗帯に頭をしっかり抑えられている。
・米国主要半導体とその大口顧客ともに、テクニカル的には高値更新を目指さないが、売られるかどうかは分からないといった雰囲気。なんとなくだが、上値が重たいから下へ、ただし下落すると出来高増やして買われてくる。でもやっぱり上値追いしないので下へと、ジリジリと高値切り下げ安値更新をしながら、どこで下げ止まるかのジリジリした展開に入りそう
・上記の通り、スイングの売りは担がれる恐怖があるし、買いも底抜けしたときを考えると、優先して選ぶセクターではなくなっている。これは日本も同じ。
・一方で日本の主要半導体銘柄のデイトレは、日足が下降トレンドへ転換しない限り、レンジ内であっても買い条件がそろったときは狙いやすい。例えば、SOXとナスダックが強くて、ダウも強い。寄り気配が高すぎず抵抗線までの値幅を確保できているなど。

つまり、流れがはっきりしないのでスイング妙味にかける。一方で、デイトレは条件揃えば買いは稼げる。日本の主要半導体銘柄の中でも、日中に波打つレーザーテックのチャートを見てみます。

レーザーテックの日足チャートでデイトレ想定

2021年12月18日 レーザーテック 日足チャートまず始めに強い支持線の単純な条件は、各時間軸の高値です。そして、その高値を大きく超えたときに強い支えになる確率が高いです。

例えば、レーザーテックは28000円が日足で売買を交錯させた明確な高値で、21年11月に勢いよく上抜けしました。その後11月末にむけて下落するものの28000円でしっかり支えられて年末に向けてもう一弾上昇に向かうようにみえました。

いまは年末高が否定されるかもしれない流れに変わってきています。本当に強いときはトレンドラインに沿って反発して高値を更新して5日線と20日線が拡散していきますが、この上昇モメンタムが崩れました。

先の米国主要半導体銘柄と同じ流れです。米国市場を見ているとレザテクが独走するよりも、やはりジリっと高値を切り下げながら次の展開を探る流れに見えます。28000円がポイントですね。日足で2回押し目として働きましたが、ここから高値を更新できていない状況で28000円に突っ込んでくると、今度は割れやすくなります。ですので、次28000円に近づいてきたときの安易な逆張りは厳禁です。

28000円がレジサポ転換になりうることを踏まえて仕込むにしても、場中に買いが入ってくるかを必ず確認されてください。資金管理されていたとしても、値ごろ感の指値では無駄打ちになることがあります。

レーザーテックのデイトレ支持線候補は、まずは直近日足終値30400円やそのはじめね29500円あたり。価格節目30000円が機能すると思い込まず、日中足の売買交錯具体と出来高が大切です。

29500円から30000円を割り込むと、それから数日間はレジサポに変わって買いのデイトレが難しくなりそうです。ただし日足の高値更新からの安値更新で上昇ダウ崩れのレンジ入りなので、短期で売り優勢28000円目安に変わりますが、安いところでは買ってくる流れの継続を考えると、強いてデイトレで売り対象にするほどではないと思います。

あとは28000円強さからの買いの強さを確認します。ここで買いが弱いと30000円あたりが抵抗体として意識され、28000円を割り込んだときの5日線と20日線の下拡散が想定できるので、25000円目標の売り仕掛けも入るように見えます。米国市場との兼ね合いですから、そのときがきたらフォローする予定です。

大口の空売りも入り始めていることから、12月20日以降はとにかく高値づかみに注意してデイトレで区切りながら、大陽線確率が高いときに稼ぎきっていく姿勢で臨むのが良いかと思います。

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