
三井物産のデイトレ想定と内容
・昨晩のNY市場でアップ路をはじめとした大型ハイテク株が売られていた。また、金利上昇を嫌うグロース株が底値のようにみえるところからさらに売られ続けていた。出来高の多い半導体や高値圏にあるシステム系の気配値をみたところ、寄り位置が支持帯と重なっており、寄り底の可能性があったことや、なによりも日足上昇トレンドの銘柄の売りはダウ最優先の点から控えた。低い位置にあるものは小型グロースばかりで、出来高が少なく貸借銘柄についてもトレード対象にしていないことから、今の値位置から狙うのも心理的抵抗があるので対象外とする。
・一方NY市場で景気敏感セクターで買われているものもあり、資源関連の株価が強かったので、これらのセクターから買いを狙うと決める。
・鉄はチャートが弱く、原油は高値圏にありさらに買い上げる資金は入りにくい地合いなので控える。
・好材料を発表していた三井物産の気配値が強い!そして資源系商社の丸紅と三菱商事も強かったこと、支持線を明確にできることから、徹底的に守りを固めて欲張らない買いから攻めると決める。
・目標値2700円だが、2680円に抵抗線があるので、地合い悪のなか2700円まえから弱らないか注意する。
・寄り付きが前日始値上で抵抗線ブレイク完了なのでそのまま成り行きで入り、出来高もともなっているので3分から6分後に降ってきた売りは様子見。2620円からのナンピン確保してある。
・上昇していったものの2680円到達前で押されて、再度上昇して押されてきたところで全決済。日足は20日線が少し上向いている程度で、5日線がその下に位置していることから、上昇にはエネルギーがいる状態。そして地合いが良くないので、全て撤退の判断で良い。
・1分足のダウは高値切り下げ安値更新をしており、やはり地合い悪のなかで積極的に支持線反発を狙っていく状況ではない。
・後場に崩れたものの買い戻しがしっかりしており、出来高増加で注目されている。基本的に三井物産の実体の値幅的にデイトレ妙味は少ないが、月曜日がGU寄り付きならまずは終値を支持線にしてシンプルに考えられるので、引き続きデイトレ対象にしていく。NY市場の資源関連セクターの値動きが大切。
・出来高:7,252,900 株、売買代金:19,246 百万円
※本記事は自己成長のため、現時点で理想とするデイトレポイントをまとめています。実トレードではないことをご了承いただくとともに、デイトレ想定などにお役立ていただけたら幸いです。
三井物産の1分足チャートとトレードポイント
三井物が頑強な値動き、原油価格の上昇と自社株買い発表をポジティブ視
三井物産<8031>が全般軟調地合いのなかで頑強な値動きをみせている。前日にWTI原油先物価格が1ドル51セント高の1バレル=72ドル38セントと大幅続伸したが、資源開発関連事業を手掛ける総合商社は原油市況の上昇による収益メリットが期待される業態で、株価にはポジティブ材料として働く。また、同社は16日取引終了後、発行済み株式数の1.8%にあたる3000万株、500億円を上限とする自社株買いの実施を発表(買い付け期間は12月17日から22年3月24日まで)しており、これも株価の下支え材料となっている。
出所:MINKABU PRESS