
厳しすぎるマザーズ市場
マザーズ銘柄へ投資されている方には申し訳ないですが、昨日仕込んだマザーズETF(2516)を寄り付きで全て損切りしました。
参考:マザーズETF(2516)のスイング仕込みについて(12月16日以降)
理由は昨晩NY市場のナスダック、ARKK、ラッセル2000の全てが出来高をともなった寄り天大陰線で前日の陽線実体を包み込んだこと、小型グロースはもとより、エヌビディアなどの半導体、アップルなどの世界を代表する大型ハイテク銘柄も出来高を増加して売られていること。
今朝の寄り付き前の気配値をみていると、新興市場のメルカリをはじめとした主要大型銘柄の気配値が弱いこと。そしてなによりも、マザーズETF自体が逆N字チャートになっており、単純計算で900円 – 800円 – 700円の値幅計算ができること。
より前の気配値がすでに安値割れしており投げが投げを、売りが売りを呼ぶ展開が予想できたからです。
今回は完全に負けました。
昨日時点で出来高激増の大陰線を確定しているのに、最低でも大引けまでに仕込んだ分のあやまりをみとめて完全撤退しなかったこと。
昨日時点で逆N字も想定していたにもかかわらず、掉尾の一振とか値ごろ感で仕込んでしまったこと。
FOMCを終えてダウとナスダックともに買われていたのだから、今晩も買われてマザーズもGUではじまるだろうと適当に考えていたところがあったこと。
ナンピン対処も考えて資金については計画的だったので、損切りになっても金額面での痛みは小さいと軽く考えていたこと。
気に転ずるに即ち智・・・仕込みを完全否定されたのだから逆N字想定で売りではいるところなのにできないスイングトレーダーとしての甘さが露呈したこと。
一方で良かったことが一つだけあります。
寄り付きで全損切りに迷いが無かったことです。直近の出来高から買いたい勢力も急激に増えて寄り底の可能性もあったのですが、一切の期待を捨てて完全に損切りで、デイトレにこの損失を思考の中にもちこむことなくたんたんと場中をこなすことができました。
トレードにおいては絶対に期待をもちこまない。相場や他社に依存しない。想定が外れたら即損切りを徹底するだけで利益が積み上がるので、これもスイングでもやりきったことは良かったと思います。
最後にチャートを確かめます。
マザーズETFの週足・日足チャートと支持帯
700円は19年に作った高値でもあり強い支持線になります。その上に750円の売買交錯した支持帯がつくられており、本日このなかに突っ込みました。NY市場でさらなる下落にならない限り、月曜日は一気に突き抜ける可能性は低いかと思います。
ただしIPOがあまりにもひどく、IPOラッシュに備えた換金売りや追証等の損切りが重なるようだと売りが売りを呼ぶ展開になり日本独自の弱さを見せるかもしれません。
いずれにしても、早く新興市場のお祭り騒ぎに参加したいものです。買いで日本の株式市場wお盛り上げていきたいですね。