
海運3社のデイトレについて
日本を代表する海運三社の日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)のチャートを見ると、日本郵船が顕著ですが、いずれも出来高を減らしてレンジに入りそうです。
最も株価が強い川崎汽船の株価は、9月27日高値から10月15日安値の半値戻しを達成してからは上髭がながくなり、出来高を減らしてなんとか陽線で高値圏を保っています。
海運株にこだわるとデイトレのパフォーマンスが低下しそうなので、チャートをみながら12月13日分を考えてみます。
川崎汽船の30分足チャートが保ち合い、開放待ちが無難
30分足チャートが安値を切り上げ高値切り下げの保ち合いに入っています。日経225のリズムとあっているので、モルガン・スタンレーMUFG証券のレポートを材料視した急騰は一旦落ち着くかと思います。
米国の海運業者は前日比-0.92%、バルチック海運指数-2.21%も目安です。バルチック海運指数が業績どうこうとかではなく、トレーダーが意識しているようで、ずっと船株の値動きをみていて概ねそのとおりだと思います。
売り圧力が低い状態で買いをやりきっていくには大きく2つで、
1.6500円を割り切ることなく維持して、出来高を伴って7000円ブレイク(保ち合い解放)を確定させてから
2.押しが深くなったときは、6000円などの価格節目、または水平線を背景に下げ止まりを確認して、出来高をともなって高値抜けしてから
2の場合は長い調整に入りますね。7000円抜けを確定する前の狙い方としては、6500円上を保ちながら5分足がWボトムらしきものを形成して、そのネックラインを抜けるところ、抵抗線到達で全決済ならリスクリワードを徹底管理できます。エネルギーがふつふつしている船株にこれは有効で、5分足でゆとりある底固めをしている間に高値を作った場合、急に買いが入ってきて値幅ある上昇をとっていくことができます。
ここからは大口に買い上げる意志があるかどうか、それを7000円ブレイク確定での判断が一つの基準となります。