
商船三井のデイトレ想定とトレードポイント
・寄付き前に日経225CFDが上昇していたこともあって、全体的に買い気配が強い。昨日記事にしたJTとINPEXは強かったが、JALをはじめ航空株は弱いので寄付き直後のデイトレ対象外とする。
・半導体は総じて弱い。金曜日のSOXやナスダックの弱さが示していたとおり、高値圏のハイテク関連は売り優勢で始まることが分かる。
・商船三井(9104)をはじめ、船株は総じて強い!ただし、今は地合い不安定ななかで指数に連動しやすいため、予定通り寄付きから入ることはしない。日経225CFDも寄付き前の上昇は下降トレンドの中における一時的なもの。つまり、寄付き直後に売り叩かれる可能性が高く、東京市場の寄付き直後はボラタイルになることが想像できる。
・前日終値に対して3.3%のギャップアップ、前のめり玉が多すぎる。日足はレンジの上限付近なので完全に様子見。
・初動5分間は上昇したものの、これは絶対に後追いをしてはいけない。日足形をみても明らかに下ヒゲ反発狙いのリスクリワードが良い。
・その後7800円まで押してきたときの1分足値動きと板をみていると、買いが入ってこないことが分かる。1分足で複数本の反発確認から入ると決めて様子見をしていると割れていったので、反発するまで様子見。
・強い支持帯は前日終値付近の7600円上下。先週木曜金曜とは逆に売りが圧倒的に強かったので、7700円と7600円からの急反転は狙わずに様子見。最低でも1分足の上昇ダウ転換が見えてきてからに想定を変更。差し込みも狙わない。
・10時までの売り圧力に耐えて、ようやく5分足の5本線が上向いていく流れに転じたところで買いを狙っていく。10時前に1分足の安値切り上げが見えてきて7600円を抜けていくところで少なめの買い。高値更新できず陰線だしたところで決済。スケールできないのでやらなくて良いかもしれないが、リズム・熱量を臨場感をもって掴んでおくために少量なら良しとする。
・その後7600円を意識してもみあいが続く。先週何度も見てきた光景で、高値抜け前のヨコヨコなので買い。7600円割れは全否定されるわけだから、損切り徹底。
・日経225が急落しないことを確認して全体相場も落ち着いてきた。7700円に乗せてヨコヨコしているところで、先と同じ想定で追加。
・地合いが安定化したものの弱いままで、商船三井は寄付きからのナイアガラで上値が重たくなっている。全体的に買い上げる熱量がないため、前場の重たくなってきたところで全決済。
・出来高:8,423,900 株、売買代金:65,274 百万円
※本記事は僕自身の自己成長のため、現時点で理想とするデイトレポイントをまとめています。実トレードではないことをご了承いただくとともに、デイトレ想定などをお役立ていただけたら嬉しいです。
商船三井の1分足チャートとエントリーポイント
川崎汽が一時460円高と逆行、全般下げ相場でも海運大手3社の割安感が際立つ
川崎汽船<9107>が一時460円高の6600円に買われたほか、商船三井<9104>も330円高の7950円まで上値を伸ばす局面があった。また、日本郵船<9101>は足もとやや利益確定売りに押されているものの、8000円トビ台で底堅い動きをみせている。全体軟調相場のなかで異彩の値動きといってよい。市況回復が想定を上回ったことで、海運大手各社は22年3月期の業績が様変わりした。最終利益の驚異的な伸びでPERが2倍以下に低下するなど、超割安圏まで株価水準が下がり、更に大幅増配・復配によって配当利回りが急上昇した。これを受け株価も急騰したが、信用買い残が急増したことで株式需給関係が悪くなり、9月下旬以降は利食い急ぎの動きが出て株価は大きく水準を切り下げていた。しかし、前週1日付でモルガン・スタンレーMUFG証券が大手3社の目標株価を大幅に引き上げたことを契機に、再び上値を見込んだ資金が集中、海運株復活の流れを形成している。
出所:MINKABU PRESS