
日経225CFD(JP225)は選挙結果を受けてギャップアップで始まり、レンジから上に解放されて推移しています。11月3日時点における週足と月足のとおり、続伸には相当なエネルギーがいる足型となっており、テクニカル的には売れないし、買い上げられない格好です。
本日祝日で29500円を意識した高値圏レンジになっているので、時間軸を長くした売りと買いについて想定していきます。
買いは29396.2円割れてからの支持線反発、または29500円を上に解放されてから
日経225CFDは長期上昇トレンド形成一服からレンジに入っており、選挙結果を受けて日足以下の上昇モメンタムが一気に高まった状態です。
日足は高値更新幅が小さいものの、上昇ダウへ転換しました。ただし、9月14日から10月6日までの下落幅が大きかったため、29500円で上値の重たい展開に入りつつもあります。
4時間足を軸にした順張りの場合は買い狙いとなりますが、29500円近辺の価格帯で手を出してはいけませんね。
買いは二通りで、1つ目が29500円を一気にうわ抜いてからの押し目待ち。押し目安が29500円上に作られる水平線となってきます。
もう一つが、4時間足安値29396.2円を割って深い押し調整に入ってからとなります。このときは29250円などの支持線からの反発を確かめて、再度4時間足が上昇ダウに転換するところを狙っていきます。先の話になるのでフォローしていきます。
ちなみにここから買い上げてもらうための材料は、大型銘柄の決算をおえてからの総合的評価、または現政権が経済対策になると思います。日本経済が成長していく道筋が明確になれば資金が入ってきますし、決算を終えて業績面のみに着目して割安になれば戻り高値までは狙っていけるでしょう。
これを判断する局面に入っており、高値圏でヨコヨコの状態とも言えますし、FOMCの結果を受けて米国市場に左右される前のヨコヨコとも言えます。
売りは29396.2円割れてからの戻り売り、押し調整なので節目まで!
4時間足を軸にした順張りデイトレの場合、とにもかくにも4時間足ダウに素直にならなければいけません。ですので、29393.2円を割れてからの戻り売り狙いとなります。
29250円は強い支持線ではないので、ここからの反発に注意しながらも、強い支持帯が作られている29000円割れあたりまでも目標にします。
売りの狙い方は、29396.2円を割れてから戻されてきて上値を抑えられている間に作られた1時間足安値をエントリー目安にして、新たに作られた高値を損切りに設定します。
押し調整の売り狙いについては「日足高値切り下げ、4時間足下降トレンド確定トレードのエントリー条件」と同じ考え方になるので、よろしければご参考ください。
注意点としては、いまは当時とくらべて買いが強い環境になっています。日足の通り段階的に支持帯(青四角)をつくっているので、29000円到達前から強い買いが入ってくるかもしれません。
反発リスクを避けるために、4時間足以下のチャート形状と値動きには注意を払っておく必要があります。