
先週からブル相場入りしたクロス円を継続して狙うことはもとより、ドルストの中でもポンドが強くなっているので、代表してポンドドルのテクニカル分析をしていきます。
日足以下で上昇モメンタムはローソク足の通り申し分なしですが、週足でも意識される上値抵抗帯に近づいてきました。
18日月曜日のデイトレは下ヒゲ陽線想定でロングの準備をしながらも前のめりにならずに、押し調整に入らないを見ていく必要があります。
参考記事:クロス円の狙い方(10月18日)ブル姿勢!日銀発言で売りアルゴ発動に注意
1.37223ドル上の買いの強さが肝
明日早速下ヒゲ陽線で1.380ドルを試す動きになるには1.37223ドル上で下値を固めるか、急落しても急反発で一気に戻す必要があります。後者のデイトレでRR良くするには15分足以下の高値抜けで入っていく難しいものになるので、今回は前者のパターンのみまとめます。(※)
(※)難しいデイトレを駆使して毎日稼ごうとせず、シンプルに考えられるものを取りきっていくトレードを積み上げることを大切にしています。
ポンドドルは下落からの回復途上で値幅は0.020ドルを目安にしているようです。1.340ドルから1.360ドルまで上昇後に揉み合い、先週レンジ解放されました。今週の第一目標値は1.360ドルに0.020ドルをプラスして1.380ドルになります。
参考記事:
・最高のデイトレ環境 | ポンドドルのトレードポイント(10月15日)
・【FX・CFD】レンジ解放狙いのエントリー方法とトレード条件
1.380ドル直上に日足陽線始値1.38084ドルの損切りがあり、しこりになっているでしょう。また、週足下降チャネルの上ラインと下向きになっている100日線が位置していることから、日足以下でボラタイルにうわ抜けしたとしても、強烈な戻しを食らうことも考えておきます。
補足ですが、傾いている100日線を一回目から一気に突き抜けていくことは本当に珍しいパターンです。日足以下で突き抜けても翌日以降に全戻りにあうことはよくあります。逆にトレンド転換させるときはこのような強い抵抗帯をまずは一気にぶち抜いて溶かし切ることもよくあるので、デイトレとしては妙味ある局面ととらえていきます。
日足の下ヒゲ反発目安ですが、4時間足終値1.37223ドルです。日足で明確なレジサポ転換帯(日足チャートの青四角)に位置する水平線で、明日からは支持線として働くことを考えていきます。4時間足上昇チャネルの下ラインともクロスする強い水平線になります。
一方で1.37223ドルを4時間足の終値が割り込むと、明日の下ヒゲ陽線確率が一気に下がります。強いと思っていた支持線が機能しない。つまり相場に想定を否定されたわけですから、時間軸を考えながらショートとロングの両方向を想定する流れに変わっていきます。
このときは1時間足陽線を出してもそれをかき消すような陰線がでるなど、15分足では著しく波形が乱れてきてプライスアクションからも売り圧力の強さを感じ取ることができます。15分足のダウが完全に崩れて、1時間足も崩れ明確に崩れてくるので、18日の陽線確率は低いと判断できると思います。
1時間足以下は上昇ダウが崩れそうになっていますが、これを最高の押し目と考えます。欧州時間前までに時間調整をする間に1.37223上で値固めをして、下斜線上の黄色四角あたりに1時間足の高値を作ると、これを抜けたら続伸していけるイメージが持てそうですね。