
日経225CFD(JP225)は長期時間軸の支持帯(青四角)を突き抜けてからの強烈なリバウンドで上乗せ確定、11日の東京市場で強い買いが入ったことで支持帯が再度岩盤として働いてくれるだろう、ある種の安心感を得られました。
米国市場が日本時間12日早朝に向けてリスクオフ的な売りが入ったことでつられていますが、225のほうが下げ幅は小さくなっています。やはり米国市場を無視して225単独での上昇は考え難いですし、何よりもテクニカル的に相当上値が重たくなっています。
参考記事のとおり、ダウは34379.4ドルの固さを試す流れになっていることからも、今週の225は支持帯が下値支持の岩盤になるかを確かめる週だと考えます。
参考記事:ダウ30のマルチタイムフレーム分析(10月11日分)| 基本は押し調整または揉み合い
段階的に支持線と買いの強さを確かめる
デイトレは難しい環境なので、あえて225を選ぶ理由はありません。4時間足を軸にした順張りの場合、4時間足臭上昇ダウに転換したことから買狙いとなりますが、28642.4円を解したものの、続伸するには4時間足単位での収縮がほしいです。
ですので、基本は支持帯上の水平線28246円での反発具合(買いの強さ)を確かめて、これを割ったら28045円、27832.5円と段階的に確かめていきます。27832.5円まで落ちてくると、弱さ継続で来週の下落を示すような流れになりそうです。
いまは日足下降トレンドで下落一服、27000円から29000円以下の大きなレンジ内におけるレンジ上段を推移しており、今週の225はこの枠内で推移しそうですから、株をやっている方は個別に集中するとパフォーマンスを高められます。
セクター別に大型をみていると、先週のリスクオフとは違って指数との連動性が低下していますので、225がどっちつかずでもみあっているあいだはうえしたハッキリした個別株のトレードが良いですね。
昨晩の注目材料としては岸田首相の発言「経済対策に半導体の国内供給網確保の支援策を盛り込む」でしょうか。ソニーの4.43%上昇もありましたし、高値追いしづらい地合いのなかで半導体関連の上昇転換がくるかを意識しておくのも大切ですね。