エントリーできない、ロットを上げられない方へ | 自己保存のクセを知ることがトレーダーに必須な理由

2021/10/09

僕はFXから始めて、今はMT4を愛用しながらFXとCFDを軸にしている専業トレーダーです。本ブログは次の読者さんを思い浮かべながら書いています。

・エントリーできずに想定通りの値動きを傍観して自己嫌悪に陥っている方
・ロットを淡々と上げていくことへの心理的抵抗が強烈な方

FXをはじめとしたトレードは、求める結果(お金)を努力を重ねても失っていく非常識な世界です。僕は凡人で不器用ですし、2年以内に2社退職したいわゆる社会不適合者です。

同じところでアルバイトも長続きできず、お金が必要でFXの世界に飛び込んだものの、上記二つ苦しみを味わい、右往左往し、なんとか乗り越えることができました。

その理由の一つが自己保存のクセをゆるめることです。今回はこれのみに焦点を当て、僕自身を実例として簡単まとめています。

今まさに同じ苦しみを味わいながらも相場から離れられない、どうしてもトレーダーとして生きていきたいと考えている方にお役立ていただけたら幸いです。

自己保存を理解して、意識してゆるめる努力を続ける

自己保存とは脳神経外科医・林成之さんの書籍「脳に悪い7つの習慣」にある言葉で、自分を守ろうとする生きたいという本能からくる脳のクセとして書かれています。

資本主義社会のなかで生きていくには、お金が必須です。命の次にお金が大事は言い過ぎでないように思います。

そのお金が努力を積み重ねているのに減っていく非常識な現実が、FXをはじめとした相場の世界です。

生きていくためにお金が必要なわけですから、潤沢な資金がないのであれば、安定して稼げるようになるまで常に不安がまとわりついてきます。

つまり生きていくために必要なお金を減らすことは、危機感が直接本能に働きかけ、その結果自己保存が強く働いて、お金を失わない思考・行動を優先し強化していくという、トレーダーとして生きていけない悪循環におちいっていきます。

トレーダーとして生きていくために必要なこととは

トレーダーとして生きていくために必要なことをたった二つに分けると、「稼げる知識を習得する」「稼げる知識を技術として使いこなす」となります。

前者は勉強なので、トレードに興味があれば誰でもできます。楽しい・ワクワクなど、純粋な自分がそう感じたら最高です。一気にご自身に最適な技術を習得することができるでしょう。

トレーダーを職業としている人が少ないのは、技術を継続して使えないからです。道具だけ持っている状態の人がごまんといるのではないでしょうか。

また、多くの人が継続することができずに脱落しているようです。よく耳にするのは「資金を溶かして退場」ですが、その多くの方が相場に戻ってこないのはなぜでしょうか。

つまりトレーダーとして生きていくためには、技術の習得以上に精神面が深く関わっているわけで、自分自身を深く理解することが絶対と言えそうです。

僕自身の過去の苦しみ

僕がFXのみをトレードしていたとき、ロットを上げられない苦しみが長かったです。トレードに使えるお金を一気に失って、アルバイトでためて再度戻ってきて、トレードだけでは食べていけない状態が続いていました。

このときロットをあげることができない。ロットをあげて失ったときの欠落に焦点が当たり過ぎて、怖くて前に踏み出せませんでした。

たしかこのあたりから、僕自身の思考の癖・感情の揺れ・日々の行動など、これらが過去の何からくるものかを深く考えるようになりました。

書店等でいろいろと調べていくなか、自然な流れでマインドフルネスに出会うわけですが、本ブログでは自己保存に焦点を当てていきます。

僕の場合、とにかく欠落への意識が強かったです。アルバイトでためたお金ですから、「ロットを上げたものの、この1トレードで失ったら、また何時間も働かないといけないな。」とか「だったらアルバイトでコツコツためて、長期投資の積み立てをした方が良いのでは?」など、どんどん逃げの思考へと波及していきます

破産しないためのロットの正しい上げ方をなんとなく知っていたものの、とにかく早くお金が必要なときでしたから、僕も楽して早くお金を稼ぎたいという根本的に間違った考えをもってFXをしていたわけです。これがトレードのみならず、人生の悪循環を生んでいました。

FXをはじめトレードで最悪なことは、努力しているのに求める結果(お金)を失っていく辛い現実が続くことです。資本主義社会の中で「お金=生きる」と言っても過言ではないでしょう。

努力を続けてもお金がどんどん減っていく。これに合わせてお金を失うことへの恐怖・嫌な感覚など、負の感情→思考が強化されていく。こうなるとエントリーが怖くなりますし、ロットなんてあげられないです。

つまり、これまで培ってきた人生そのものの中にトレーダーとして生きていけない根本的な原因があり、各個人によって解決策が異なることになります。

自分自身と深く深く向き合い対話を重ねることのみが、自己保存をやわらげてストレスの少ないご自身に合ったエントリーにつながり、だんだんと慣れてロットも自然に上げられるようになります。

違う人が同じチャートを見て、同じように理解して論理的に値動きを説明できても、現場においてエントリーできるかどうか、それを積み上げていけるかは別次元の話です。トレード技術を使えない=自分自身を知らないと言っても過言ではないと思います

僕が凡人だから このブログを書くことができています。むかつくと思われるかもしれませんが、僕たち凡人は努力が全く実らないあの苦しみに耐えながらも、相場にもみくちゃにされながらも、自己の深い領域から解決策を見出していかなければいけません。

自分自身との対話を重ねて自己保存をゆるめるしかない

なぜ具体的な解決策を示せないのか?それはエントリーすることやストレスを少なくしてロットを上げることは、これまでお伝えしてきた通り、勉強してどうこうなるという表面的問題ではないからです。

相場に挑戦する者、僕たち一人ひとりが歩んできた人生のなかに本質的原因があり、それは各個人が自分自身と深く向き合っていくことで解決策が見いだせるからです。

最近はYouTube等で大変優れた情報がアップされていますし、書店にいけば稼げる技術・手法が紹介された本がズラッと並んでいます。

それでもトレーダーを職業にしている人が少ないのは、自己保存のクセをゆるめることの難しさ示しているかと思います。

心理

Posted by kuan