日経225CFDのデイトレ(1月19日)

日経225CFDのデイトレ想定と内容

2022年1月19日 日経225CFD 全体チャート・NY市場の弱さを受けて、本日は日経225CFDの売り最優先、そしてバリューセクターのなかから売り込まれたものの支持線反発狙い。加えて、ソニーが業績とは別の材料で異常に売り込まれていたので自律反発を狙う。僕自身が株のデイトレは買いばかりなので、ギャップダウン寄り付きになると買い方の気持ちがわかり、心理的に売りが難しくなる。デイトレーダーとしての課題。一方で本日のような指数連動相場であれば結局は日経225の値動きを無視できないので、日経225CFDに一点集中して追加する枚数を増やすことに重きを置く方針でも良い。引き続き、このことを意識して自分に最適化していく。
日経225CFDの日足は5日線と20日線が完全に下へ拡散する流れ。4時間足以下では昨日の急騰からの急落で逆V字になっており、NY市場においても揉み合いが続いて大変上値が重たい状況になっている。
価格節目の27500円まで4時間足以上で売買を交錯させて価格帯がなく、スカスカな状態になっている。目標値は日足安値更新で27500円からの値動きを見ながら決済の判断をする。
・現在の環境は長期上昇トレンド形成一服からの大きなレンジ、27500円はレンジの下限付近なので東京市場で抜けきれないと日足ベースで大きく戻される可能性がある。従って、スイングようにポジションを残すことなく、一旦区切る。
・エントリー27990円、27948円。1時間足表示の場合は27948円の一点で良い。僕は30分足と5分足でリズムを取るように変更したので、ロット調整をして入れている。損切りは28108円。順調に下がったので27783円抜けで追加するも、5分足陰線実体を埋めにかかる買いの強さをみて建値撤退。上昇しきれずに再度下落して5分足のダブロトップネックライン、277783円抜けで追加。後場寄りから揉み合いネックラインを形成して、大引けに向けてどの銘柄も板が弱く完全に逃げ腰になっていることも確認して、最後の売り込みが入る想定を強くできたため、27548円抜けで多めに追加。アンダーシュートから大引け後の買戻しを確認して全利確して終了。
※本記事は自己成長のため、現時点で理想とするデイトレポイントをまとめていることをご了承ください。その上でデイトレ想定などにお役立ていただければ幸いです。

日経225CFDの5分足チャートとデイトレポイント

日経225CFDのデイトレ(1月13日)

2022年1月13日 日経225CFD 全体チャート

日経225CFDのデイトレ想定と内容

2022年1月13日 日経225CFD 全体チャート・大きなレンジのなかで日足陰線終値28717円で上値を抑えられ、4時間足が高値を切り下げてきている。エントリー前の時点で、1時間足の仮下降トレンドラインが引ける。
・強い支持線は28430円なので30分足安値28633円割れでダウが崩れて一旦の押し調整想定。
・エントリー28633.5円割れ、損切り28703.5円、第一目標値25800円。
・28430円上にある28471円は前回のロングエントリーポイント。ここから反転してきたところで終了。レンジ内押し調整なので、すべて区切る。
※本記事は自己成長のため、現時点で理想とするデイトレポイントをまとめていることをご了承ください。その上でデイトレ想定などにお役立ていただければ幸いです。

日経225CFDの値動き想定(1月10日以降)

2022年1月8日 日経225CFD 日足チャート

週足三角保ち合い、28500円を軸にどう動くか

2022年1月8日 日経225CFD 日足チャート現在の日経225CFDは2020年3月に起きたコロナショックからの上昇トレンドが一服して高値圏で推移、その過程で週足で三角保ち合いに入りそうです。

これからはどちらに放たれるか?またはボラタイルになりながらも高値圏を保つのかを見ていくことになります。トレードとしてはデイトレで区切りながら転換初動をつかめそうなときにスイング分の仕込みを狙っていきます。

ナスダックCFDは崩れてしまいましたが、ダウと日経225CFDはテクニカル的に意識される支持線で下げ止まり、短期急落を避ける格好になっています。

1月10日(月)は時間調整から日数調整に移るかを見ていくのですが、その理由を12月20日と比べて説明していきます。

12月20日は日足が長い下ヒゲ陽線で確定して、21日から急落分を一気に回復していきました。長期時間軸におけるレンジのなかでも日足以下は上昇トレンドですから、12月16日に高値を更新したものが一気に安値を更新することはほとんどないです。テクニカルをぶち壊す悪材料が出たときに限ります。

日中足を見ると分かりやすく、東京時間に仕掛け的な売りが入り、1時間足の20本線から大きく乖離した後に、日足で売買を交錯した価格帯で下げ止まってから急騰しました。
当時の空売り比率が47.6%に達しています。場中にもやりすぎ感が表れていたので その反動です。 急落したときは売買をこなしておらず、逆に抵抗線も作られていないので巻き戻しの勢いも強烈になります。

今回が12月20日と違うのは、買い上げていく資金が入っていないことです。NYダウとともにテクニカルの節目で買いが入ってくるものの、そこから強い資金が継続せずに1時間足の20本線が追いつきました

ファンダメンタルが綺麗にテクニカルに表れています。今は市場関係者の誰もが金利上昇を意識して、以前のように急落したら単純に買いで入らなくなってきています。グロース銘柄の多いナスダックやラッセル2000がその象徴です。

スインガーはここから新規での売りはなし。4時間足を軸にしたデイトレーダーは節目到達で戻り待ち。ただし日足が高値を更新しており、両方向を想定する局面入りなので時間軸を長くして考えていきます。

日経225CFDは28500円が意識されています。10日以降の方向性を探るシンプルな考え方が始値の位置です。もちろん流れを見ながら、4時間足以下のダウを確認して長期時間軸へ波及させていくかを考えるのがデイトレーダーの仕事ですが、こちらでは一番シンプルな考え方のみご紹介します。

1.始値がギャップアップしたら、売り圧力に耐えながら陽線を立てる確率が高い。28225円弱までは強い抵抗がない。
2.始値がギャップダウンしたら、28500円を交錯して上値が重たい値動きが続くと、再度1時間足安値抜けから下を掘られる可能性が高くなる。

2はテクニカル的にエネルギーが入りますし、NYダウCFDの動きも合わせる考えると難しいように見えますが、ギャップダウンは買い勢力が少ない証拠ですから、28500円で買ってこないとなったら、空売り勢力がやりきってくる確率が高まります。

その際は27800円あたりが最初の下げ止まり目安になります。もちろん逆張りは厳禁です。ぶち抜けたらレジサポ転換するので、逆張りするにしても必ず時間軸を短くして買いの強さを確認してからとなります。CFDならティック回数も目安になります。

1は28225円弱で区切るのが無難です。いったん上ヒゲで抵抗帯を溶かしてくれると上昇意欲が高いことを示しています。逆にここから強い売りが入ってきて逆らう勢力が弱いのなら、一旦の自律反発で終了の可能性が高まります。その後は押されたときの底固さを見ていきます。28500円を割る押し込みがくるか?ここから強い反発をみせて下ヒゲを作るか。ここまで押し込まれずにレートを保てるか。

今の環境は場合分けをしてトレードしなければいけません。とにかく安易な持ち越しをせずに、時間軸を短くして対応しながら、上でも下でも初動転換に備えていきます。

日経225CFDのデイトレ(1月7日)

2022年1月8日 日経225CFD 全体チャート

日経225CFDのデイトレ想定と内容

2022年1月8日 日経225CFD 全体チャート・日足が高値を更新してから1月5日に下ヒゲの短い陰線を確定したことから、週足で三角保ち合いの流れ。6日は下ヒゲの長い陰線ではあるものの28825円を抵抗線として上値が重たい値動き。28430円まで強めの支持線がない環境か、4時間足を軸にした順張りデイトレは完全に戻り売り狙い。
・1時間足の明確な安値28657円で売り、損切りは高値28804円。利確は28430円割ってからティック回数を増やして陽線を立ててきたところ。
・支持線がない価格帯で30分足の5本線(緑色)と20本線(赤色)の拡散のイメージをもっていることが大切。

※以前からブログをご覧いただいているMT4愛用のトレーダーさんへ:表示チャートを30分足と5分足にしているのは、株トレードに合わせて時間軸を短くしているためです。FXとCFDのトレードのみの場合は従来どおり、30分足は1時間足、5分足は15分足表示をおすすめします。時間軸が短いほどノイズが多くなります。なお主戦場を株にした理由は「デイトレーダーKuan(クアン)の自己紹介」にまとめましたので、よろしければご覧ください。

なお10日(月)以降の日経225CFDについてはこちらをご参考ください。
参考:日経225CFDの値動き想定(1月10日以降)

日本電解(5759)のデイトレ(12月30日)

2021年12月30日 日本電解 1分足チャート

日本電解のデイトレ想定と内容

2021年12月30日 日本電解 全体チャート・EV関連として田中化学研究所(4080)とともに日本電解も追跡中。気配値は弱く見せられてから寄り直後に向けて強くなり問題なし。ただし、田中化研と同じく日経225が急落していたことから寄り付いてからは様子見。本日の田中化研のように地合いを無視して急騰していこともあるが、引き続きデイトレの買いには、地合い安定以上を絶対条件とする。本日の日本電解の取りこぼしも大変悔しい。地合いが不安定だったから仕方ないと割り切れないのが正直な気持ち。ただし、地合い安定以上のみを条件とすることで、リスクオフ時に強引なエントリーで資金を失うことなく、堅牢に守ることができ、着実に利益を積み上げられることを忘れない。何よりもスケールできる環境で勝負する判断精度に磨きをかけること。大きな流れ、相場そのものに逆らわない。ただし、本日は底打ち反転の見極めが甘かったことは反省・成長の種である。

参考:田中化学研究所(4080)のデイトレ(12月30日)

・最終目標値は前回高値の5500円で、50円ごとの節目で考える。5500円までポジションを持っていたときは、オーバーシュートで出来高増えた陽線で決済する。
・寄り付き後から9時45分に向けて急騰し、出来高急増の陽線を立てたところでいったん売りが強くなることを考える。ボラタイルになって5100円まで押してきたところで出来高減少。このときに売買をこなして再上昇する想定へ。日中高値5100円を支持線にして売買をこなしているときに少量買い。5100円を勢いよく割る値動きをみせたら損切り。無事にネックライン5150円を抜けて、出来高激増して5200円ぬける過程では入れられず。その後に押してくれたところで買い。5450円に向かう過程で売りがでてきたところで利確。ここは深い押し調整=5分足5本線の流れに沿って押し込まれることに注意。30分足は上昇ダウで5本線もがんがん上向きだが、短期レジサポ転換帯内で買い値が悪いことから着実に利益に変える方がよりよい選択となる。

参考:出来高増加基準の株デイトレ、エントリー前後の考え方

・日経225が10時40分に天井をつけてから売りに押されるものの、この時点では地合いに引きづられることなく完全に個別集中できる環境になっている。
・5300円到達で売買をこなしている。出来高減らしてきたところで先程と同じく再上昇想定。5300円を勢いよく割れる値動きで即損切りすることを前提に追加。
・5400円到達から目標値の5500円をつけることなく停滞しているところで全利確。先ほどと同じく5400円反発からの再上昇を想定して一部にとどめても良いところ。結果的に5600円超までやりきっている。個別集中できる環境になっていたので、ここは1/3ポジションでも握りしめる判断がベストだった。
・前場終了間近から売りが強くなる。そして後場寄りから本日の初の押し調整。12時35分の出来高激増1分足陰線確定する。その後に陽線を立てたが、終値が短期レジサポ転換になりうる5400円間近なので様子見する。直後に売りが入るもののしっかり消化して値位置を保っていることから少なめの買い。5400円を超えて売りが出てきたところで利確。先の通り、レジサポ転換帯内なので着実に利益に変えることがより良い選択である。
・5400円上で値を保って押し目買いを狙いたくなるが、13時以降で売買も薄くなりデイトレーダーが意識する明確な5分足高値もない。トレンドがなくなっている状態で、5・20本線拡散もしがたい。ジリジリ買い上げられていくものはRRの点からついていかない。
・その後売りに押されて5300円に向けて出来高激増1分足陰線確定、そして陽線を立てたところで買い。5300円は前場に売買をこなした支持帯である。後場寄り後に作られ新たなしこり=抵抗帯5400円到達で全利確。
・出来高:2,581,800 株、売買代金:13,814 百万円
※本記事は自己成長のため、現時点で理想とするデイトレポイントをまとめていることをご了承ください。その上でデイトレ想定などにお役立ていただければ幸いです。

日本電解の1分足チャートとデイトレポイント

2021年12月30日 日本電解 1分足チャート

田中化学研究所(4080)のデイトレ(12月30日)

田中化学研究所のデイトレ想定と内容

2021年12月30日 田中化学研究所 全体チャート・EV関連を監視しており、そのなかでも田中化研だけ気配値が以上に強かった。本日公にされた材料を知っていた大口がいたようだ。ただし、日経225CFDが上昇しようとするも上値をおさえられて、28500円に向かう急落の流れになっていたので寄成はしないと決める。
・目標値は2400円。2000円の節目抜けから2200円まで上昇して折り返して、再上昇の200円幅目安。
・日経225に合わせて多数の銘柄が急落しているものの、田中化研のみ9時7分に寄り付いてからも強烈な買いが入ってきて下がらない。9時8分の売り陰線始値抜けで買い。その陰線高値あたり2250円ぬけていくところで追加。出来高が激増しており、圧倒的な買い優勢。
・先程追加した2250円で反発をみせて陽線を立てたところで買い。2250円を割りそうなら追加分を全決済する。しかし9時半にすかさず買いが入って、次に出来高急増の1分足確定。2300円を超えているので新規の売りも入ってくるので2300円で支えられないところで追加分を全決済。
・再度2250円で反発したものの1分足で安値を切り下げるような値動きなので、様子見。同じ値位置に2回戻ってきたということは弱っているともいえる。出来高も増えていないので、強い支持線もないことからリスク回避。
・2300円が日中に作られた抵抗線になっており、ここを一回ほぐして再度抜けていくところで買い。少し交錯したもののすかさず買いが入って完全にうわ抜けたところで追加。2350円到達で押されたものの2300円と同様にすかさず買いが入ってうわ抜けていくところで追加。
・目標値の2400円に到達してあとはオーバーシュートを考えて売り転換するまで引っ張る。大納会で利確優勢になるだろうから、一旦売りがつよくなると手放したい人がたくさんあらわれると考える。2450円をオーバーシュートして、一気に売りが降ってきたところで全決済。
・本日初の本格的押し目。買いポイントであった2350円に出来高増やして差し込み、次の足が陰線だが安値を割っていないハラミ状態で買い。ハラミ足の安値割れで即損切り。日中に作られた抵抗線2400円かつ5分足の下向き5本線にあたるので、ここで利確。
・11時27分の2350円の差し込みは2回目であったことと後場寄りどうなるかわからないので入らない。
・12時57分に本日売買をこなして強い支持帯を作った2300円に最高の差し込み。次の陰線がハラミ足の中に収まっているので買い。損切りはハラミ足の安値割れ。2310円の節目抜けで追加。2320円で反発を確認できるので、2330円の1分足ダブルボトムネックライン抜けで追加。後場に作られた2360円の抵抗線、かつ5分足の20本線に到達で全決済。
30分足以下で方向感がなくなってきて2360円あたりがレジサポ転換帯になりうるので、2330円から2370円の価格帯で上昇していくだろう値動きはあったが、13時半以降で値動きも読みづらく手を出さない。スケールできないのでやらないことをやりきる。
・14:43に最高の差し込み、出来高激増させて2300円割れ確定。その後1分足陽線確定で買い、差し込み足の安値割れ損切り絶対。そのまま上昇して2330円到達から売りがでてきたところで決済。
・出来高:8,359,000 株、売買代金:19,598 百万円
※本記事は自己成長のため、現時点で理想とするデイトレポイントをまとめています。実トレードではない部分も含んでいることをご了承いただいた上で、デイトレ想定などにお役立ていただければ幸いです。

田中化学研究所の1分足チャートとデイトレポイント

2021年12月30日 田中科学研究 1分足チャート

田中化研が急反騰、ノースボルト社がバッテリーセルの組み立て開始

 田中化学研究所<4080>が急反騰し年初来高値を更新している。リチウムイオン電池の製造・販売を手掛けるスウェーデンのバッテリーベンチャー、ノースボルト社が29日、同社工場でバッテリーセルの組み立てを開始したと発表。ノースボルト社と前駆体製造技術のライセンス及び技術支援契約及び前駆体販売契約を締結している田中化研業績にも貢献が大きいとの見方から買われているようだ。
出所:MINKABU PRESS

12月27日のドル円、まずは急騰初動を狙う姿勢で臨む

2021年12月26日 ドル円 月足チャート

ドル円の月足と週足チャート

2021年12月26日 ドル円 月足チャート2021年12月26日 ドル円 週足チャートまずは2022年急上昇の寅年相場を想定して、急騰初動から狙う姿勢で臨みます。103円から110円、110円から117円の7円幅です。その際の月足イメージは2021年1月から安値からの3ヶ月間の上昇が参考になります。売りが入った際に、週足の仮の上昇トレンドラインを終値が割れないことが目安になります。

27日月曜の始値が114.36円上で始まれば一旦上を試しやすくなります。今の価格帯は月足の節目で、過去2ヶ月間試して押し返されたものの、12月にすかさず再上昇して3度目の挑戦です。

ドル円の日足と4時間足チャート

11月26日作られた日足大陰線実体内は売買がこなされていないので、強いしこりがありません。つまり、新規の売り勢力のみが上昇を邪魔するわけで、何らかの材料があり大口が資金を入れさえしてくれれば115.5円弱まではすっと伸びていける環境です。

114円上で買いが入ってくるか。デイトレから急騰スイング初動を仕込めるかを見極める局面になります。

4時間足の安値は114円強(レ点)なので、この安値を割れるまでは4時軸では買いを狙い続けることになります。ただし高値圏でボラタイルになったら時間調整、その後揉み合いのヨコヨコになったら日数調整のレンジに移っていきます。

12月27日以降のドル円のデイトレについて

デイトレとしては前回の1時間高値114.21円がエントリーラインなのでこの上の勝負からになります。この辺りまで押したとしても買いが入ってきて安値を切り下げない流れになる間に1時間足高値を作ったら、それがロングのエントリーラインになります。

このラインが急騰の初動になるかも?!

ただし、今は月足の節目、前日の日足は実体内から始まり終値に向けて値動きが弱っていることから、一旦114円に向けた調整をしたがっているようです。ですが、その思い込みでいるとブル相場をとりきっていけませんから、まずは急騰初動から乗っていく姿勢が大切ということを簡単にまとめました。

114円に向かう流れになると、1時間足以下もボラタイルになって114.21円を勢いよく割り出し上昇ダウも崩れて、抜けたら上に伸びる1時間足の水平線も定められないですから、その時は時間調整です。そして日数調整に向かうかどうか。

この展開は先の話になりますので、僕たちデイトレーダーは4時間足ダウが崩れたら日足以上の節目まで戻り売りを徹底して、そこからの買いの強さを確認しながら再上昇に転換するかを見極めていくことになります。

寅年相場、日経225の初動を想定

2021年12月26日 日経225CFD 日足チャート

寅、千里を走るか?!

相場格言として「寅千里を走り・・・」とありますが、過去の寅年は成績ワーストであることが既に広く知られています。

参考:「寅、千里を走る」は本当? 相場のアノマリーを知る

寅年相場、初動がどちらに向かうかをざっくりと3つにまとめてみます。

寅年相場、3つの初動を想定

2021年12月26日 日経225CFD 日足チャート米国ダウ・ナスダック・S&P500CFD、日経225CFDのいずれも節目に到達。クリスマス休暇開けから欧米の機関投資家がどちらに動かしてくるかを見る段階です。値位置は違いますが連動性が高いので、いずれも同じ考え方になり、ざっくりですが以下3つにまとめてみました。

1.27日の週に急騰してそのまま上値抵抗を突き抜けて高値更新、続伸してさらなる高値へ。
12月16日オミクロン+パウエルショックで急落して戻ってきた段階で、このままさらに突き抜けていくには余分にエネルギーが必要な状況。大衆はこれはあり得ないと考えているでしょうか、力のある大口がしかけてこじあけてくれるかどうか。スイングもデイもぶち抜ける過程でいれていくのは難しいでしょうから、終値ベース確認していくことになります。

2.27日の週に上昇して高値を更新してからの下落、そしてこの下げが浅くて安値を切り上げる
典型的な安値切り上げ高値更新の流れに入っていきます。つまり寅年の初動が上に向かう展開へ。

3.27日の週に上を試すも高値更新できず、一方で下に向かうも押し込みきれずもたつく。
日数調整の流れです。何が支持線になっているか。何が抵抗線になっているかを見極めて、両方向を想定していきます。日足ベースで収縮してきたら開放されるまで待ちます。

個別株と違って、指数等の大きなうねりは大衆が意識している方向に流れやすいですから、寅年の過去成績ワーストを無視することはできません。世界の市場は悪材料を抱えながら上値を試す展開で、12月16日の急落からの回復で急上昇しましたから、どの株価指数も今の値位置の下に売買をこなした強い支持帯がない状況です(週足以上は別)。

下落については、日経225の21年12月が28500円あたりで終値が確定すると、18年11月の陽線から12月の大陰線を連想するので注意しています。

参考:日経225の値動き想定(12月20日以降)

一方で、上値がクソ重たい中でも何らかの好材料とともに一日でも急騰すれば、それが起爆剤となり一気に買い上げる資金が向かってくるかもしれません。NYが先導すれば世界の株価が一気に盛り上がっていくでしょうから、上値が重たいからこそ開放されたときの勢いも半端なくなるでしょう。

ドル円の月足をみても急騰がありえるチャートになっており、その展開になると日経225とドル円の急騰117円到達が現実的になってきます。

参考:12月27日のドル円、まずは急騰初動を狙う姿勢で臨む

日本を代表する個別銘柄の値動きと合わせて先読みする

ソニーとデンソーは好業績はもとよりTSMCの件等のテーマ性、株価が高値圏を保っています。押しが入るとすかさず買いが入ってくる場中にも買いたい勢力の多い銘柄です。半導体一式(東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテスト、スクリンHD、ディスコ)も同じです。

安川電機は先行指標として捉えられており、直近では日経225と同じく節目に接近してきました。ただし、出来高が少なくソニーやデンソーと比較して下に崩れやすいチャートになっています。

そしてトヨタです。EV戦略で短期筋の回が入ったものの後がつづていきません。2000円から2200円レンジないで保ち合いにはいっており、27日(月)に強めの陰線確定すると明らかに高値切り下げを意識する流れで、次2000円に突っ込んでくると割れやすいです。すでに3回反発を見せています。2000円下に株価が移りレンジを作る流れに入るでしょう。

一方で、27日に陽線確定、その後高値を更新したら、寅年相場の初動は強くなりそうです。高値を更新しなければ2100円上で買いが入ってくるかの確認からとなります。

日経225はわかりにくい値動きに入るかもしれません。そのときにトヨタもそうならしばらくどっちつかずの展開か。

少しでも先読みしておきたいので、そのために個別銘柄を追っていきます。ソニー、デンソー、半導体一式は顕著な強さを示して高値圏にありますが、更に買い上げられるのなら、寅年相場の初動も強くなっていくでしょう。

一方でこれらが買い上げられていかないとき、チャートが強いのでなかなか下落もしないでしょうが、そのときに安川電機のように出来高少なく直線的に上がってきた銘柄は先に崩れますから、そのときは注意です。先の強い銘柄達も押しを入れながら崩れていく流れに向かいやすくなります。

このように指数の動きがわかりにくいが先を少しでも読みたいとき、市場が先行指標として認識している銘柄の値動きや強かったチャートの調子、逆もしかりで底値圏にあるセクターの値動き。もしかしたら資金循環で高いものが売られて安いものが買われて指数動かずの展開もあります。

寅年相場の先読みとしてチャートを重視して、全体の資金の流れを見ながら考えて行きたいと思います。

株の持ち越しで寄り付きギャップアップを狙う方法

株の持ち越しで寄り付きギャップアップを狙う条件

1.日経225との連動性が高い東証一部上場の大型株である。
2.対象銘柄の日足が上昇トレンドで、できる限り安値切り上げ高値更新が綺麗に保たれている。日経レバ(1570)など日経225と同じ値動きをするETFでも良いが、上昇トレンドが明確な銘柄の方が翌営業日の陽線実体が長くなる確率が高い。それゆえ建値まで戻される確率も低くなり、大引けで仕込んだ分をスイングに変更しやすくなる。
3.日経225が大引けに向かって買われていき、日中足のほぼ最高値で終値が確定している。大引けでギャップアップするほど良い。(※)ジリジリ買い上げられていく方が良く、日足の出来高が増えていればギャップアップの信頼性が高くなる。対象銘柄の考え方も同じ。日足陰線の場合支持線から大引けに向けて同様の値動きのときにギャップアップする確率は高いが、日経225と対象銘柄も必ず陽線のみとする。
(※)大引けでGUかGDかは板が早すぎて分からない。たとえGDであっても大引けに向かう流れが重要。

1-3までの具体例:12月7日、21日、23日の日経レバ(1570)とレーザーテック(6920)、日足と5分足で確認する。画像は23日から24日寄り付き分です。
2021年12月23日 ギャップアップ チャート

4.日経225が大引けに向けてボラタイルになりながらも買いの強さを保ち、日中足のほぼ最高値で大引けを迎えている。一方で対象銘柄は支持線上で大引けに向かってジリジリと買い上げられて終えている。先と同様に出来高が増えていればギャップアップの信頼性が高くなる。対象銘柄がジリジリ買い上げられるのは、2の通り上昇トレンドでチャートが強いから。それにも関わらず日経225と同じく上下にふらされていたら、総合的判断が必要。

4の例:12月15日、(22日)の日経レバとレザーテック。日足と5分足で確認する。画像は15日から16日寄り付き分です。
2021年12月15日 ギャップアップチャート

5.絶対に忘れてはいけない。いつでも長期時間軸トレンド最優先。上記の大引けに向けた値動きのみにとらわれない。日足の足型、過熱感(上昇率が高すぎる)、長期時間軸の節目との値幅も考えて最終判断をする。基本は日経225と対象銘柄に集中だが、怪しく感じるときは同セクターの日中足をみて総合的に判断する。総合的判断が思考ノイズになっていないかを意識する。自己保身が強くなっていないかをその都度確認する。

5の例:12月16日のレーザーテック。上場来高値が間近、日足で小さなダブルボトムネックライン抜けを確定させた日。レザテクのみを見ていると大引けで仕込みたくなりますが、翌日はギャップダウンで寄り付きました。
参考:株の持ち越しで寄り付きギャップダウンを避ける方法

6.上記はギャップアップ確率のみであり、寄り付いてからの値動きは個別次第。例えば船株はずれており、半導体が下落している12月17、18日に強さを保っている。一方でギャップアップで寄り付いてからの差し込みがきつくなるなど、日中足に個性が表れている。一方で日足以上の支持帯が働いて反発していることからも分かる通り、いずれも長期時間軸優先のテクニカル分析の上に成り立つ寄り付きギャップアップ狙いであることを忘れてはいけない。決してテクニックに走ってはいけない。

7.大型銘柄にズレ・違和感が生じたとき、一旦の天井が近いサインとなるかもしれない。例えば、今まで半導体・船・石油関連が大引けに向けて買われていたが、船が弱り始めたなど。このようなズレ・違和感を無視しないこと。調子にのって強気にでたときに食らう急落が、いっぺんに利益をもっていくことを決して忘れない。

条件満たすセクターと銘柄数が多いほどギャップアップ確率が高まる

下に比較対象を一部紹介しましたが、条件を満たすセクターと対象銘柄が多いほど、株の持ち越しギャップアップ確率が高まると考えています。検証数が少なすぎるので結論づけはできないのですが、12月以前のことを思い返しても、条件1-7を満たし、多くが活気づいているときは翌日もGUをたくさん見てきました。

僕の感覚をテクニカルに落とし込んでいけるように、引き続き検証をしていきます。

中小型銘柄、日足トレンドが強くない大型銘柄と比較する

トヨタのEV戦略で再燃した中小型の田中化学研究所(4080)

トヨタのバッテリーEV戦略に関する説明会は12月14日に行われました。田中化学研究所(4080)はすでにEV関連として急騰してしまい12月1日から急落開始で1500円で下げ止まったものの、上値が非常に重たい流れへ。12月7日は日足が全く条件を満たさず対象外。そして15日に再発射、16日は一気に節目の2000円に到達した陽の丸坊主。2000円は強烈な抵抗線になっており、中小型であっても長期時間軸の節目初到達で新規に入れることはしない。
21日と22日は大型が条件を満たしながらも、田中化研は日足がだめ。日中足に買いの強さは表れているが、明らかに日経225や大型銘柄とのリズムに違いが生まれている。23日は完全に条件を満たしており、大引け仕込みするところ。

日足トレンドが強くない機械代表の安川電機(6506)

安川電機(6506)は日足が明確な上昇トレンドではなく出来高が細っているが、それでもギャップアップを狙えるかを考える。機械セクターに強張るときに真っ先に資金が向かいやすい銘柄。12月7日は長期上昇トレンド一服、レンジ内上昇トレンドレンジ下段で底固めして、安値を切り上げながら上段へ入る過程。上記条件を満たす。21日は日経レバやレザテクと同じく急落させられてからの回復局面。ここでレザテクとの差が現れる。明確な日足上昇トレンドではにあので、押しが深く、また機械セクターに資金が向かっていなかったことから出来高も100万株未満で大引けに向けての買いも弱い。23日は地合いも良く大型銘柄は22日の売りをこなして完全に上昇志向、安川は出来高100株未満だがチャートは条件を満たしている。

12月15日と22日はGUするように見えない。出来高が90万株未満で5分足の密度が低く熱量を感じにくい。また大引けに向けて下がっていることから、仕込みの対象にならない。レザテクと比較して、日足トレンドや長期時間軸における値位置の分析の重要性が分かる。

12月16日は6000円の心理的節目かつ抵抗線に到達しての日足陰線で対象外となる。ここにレザテクとの違いが顕著に表れている。他セクターも見ながら翌日の地合いに対する信頼性の判断が必要だと分かる。

独特のリズムを刻む海運代表の日本郵船(9101)

日本郵船(9101)は続き足ではじまっても日中の押しが深くなるなど、強いのだが半導体のように素直に強くない、独特の値動きリズムを刻みながら終値ベースでは地合いにそくしている。12月7日はGU条件を満たしているが、翌日は寄り付き強くて上髭作ってからのナイアガラ。日足以上で上値重たい価格帯に入っていることからも、GU狙いの大引け仕込みが長期時間軸の環境認識の上に成り立つテクニックだと分かる。21日と23日は大丈夫。23日は強いセクターかつ多くの銘柄が条件を満たしており、やはり多数決でロットを高めるかの判断が稼ぎ飛躍させるかの鍵となる。15日と22日は日足がだめ。

株の持ち越しで寄り付きギャップダウンを避ける方法

2021年12月16日 日経レバ1570が急落に至るチャート

株の持ち越しで寄り付きギャップダウンを避ける方法

1.日経225と対象銘柄ともに、週足以上のテクニカル分析で長期時間軸の抵抗線を明確にする。大引けに向けて日足終値がどこで確定するか、ローソク足形状、週末に向けた週足のローソク足を想定する。
2.1を踏まえた上で対象銘柄も同じテクニカル分析をする。どれだけチャートが良くても、日経225が週足以上の抵抗帯に突入して大引けを迎えている場合には押し返される可能性が高くなるので、対象銘柄の大引け仕込みをせずに、ギャップダウン寄り付きからの陽線狙い等へ切り替える。
3.日経225CFDとドル円のテクニカル分析も合わせて、翌日東京市場の流れの想定精度を高め続けていく。

直近では12月16日(木)に大型銘柄は強く大引けを迎えて、17日(金)にギャップダウンで寄り付いて陰線確定、20日(月)にさらに陰線で急落しています。具体例として、日経レバ(1570)とレーザーテック(6920)のチャートで確認します。

12月17日の日経レバとレーザーテックのチャート

2021年12月16日 日経レバ1570が急落に至るチャートレーザーテックのみを見ていると、直近の高値を出来高増加させて超えて足型も良いことから仕込みたくなるが、日経レバやCFDを見ると冷静になれる。

自己保身が強くなり守りの思考がノイズになっていないか、つまり仕込まない理由探しの方が強くなっていないかを意識的に確認する

12月17日の日経225CFDのチャート

2021年12月16日 日経225CFD 急落に至るチャート青縦線が東京時間の大引けで、日経225CFDは新規のポジションを絶対にとらないところ。なぜなら、価格節目29000円はテクニカル的にも長期時間軸の節目になっており、ここにはじめて突入したところだから。戻り売りを狙う勢力が多数待ち構えている価格帯である。

このような強い抵抗帯を一発で突き抜けるにはなんらかの強烈な材料が必要で、それを期待して東京市場で仕込むのはギャンブル要素が高くなる。