
テクニカル分析の精度が高まり、数千通貨のリアルトレードで着実に利益を積み上げ、1万、10万、100万通貨へとロット数・枚数(以下、数量で統一)を多くしていく中で生じるのが、エントリーへの恐怖感です。
これは決して悪いことではなく、レバレッジを効かせることのリスク、一瞬で資金を溶かされることを深く理解しているからであり、リスク管理に必須の感覚を体得した証拠です。
この一文↑にも、本記事でお伝えする意識の向け方のコツを入れ込んでみました!何に焦点を当てるか、何に意識を向ける(集中する)かがポイントです。
着実に成長しているプラス要素を言語化・文字化すると、脳内をグルグル回る負の思考に支配されることを防ぐことができます。
なお、数量管理の方法は後ほどまとめて、こちらからご案内します。数量管理でエントリーへの抵抗感はほぼなくなりますし、意識の向け方・マインドフルネスの活用で、数量を上げるときの抵抗感は皆無、むしろ自己成長を実感できる楽しさを味わえると思います。
関連記事:
・デイトレの幅を広げるために自分を疑う【脳のクセ、統一・一貫性をゆるめる】
・【新鮮】FXのエントリー恐怖症を克服する変わった二つの方法
意識を向ける対象を変えるだけ【精神的克服法】
単純ですが簡単ではないです。ただし、忍耐強く続けることによって、負の感情を発端とする精神面のブレがなくなることを着実に体感できるので、頑張っていきましょう!
FXのエントリーで恐怖感を覚えたときに行うことを5つにまとめました。
2.あらゆる負の感情を認めて、ただただ観察する。その感情を思考や行動の力で排除しようとしたり、その感情が湧いた自分を卑下するなど、評価・判断しない。
3.1,2ができると、負の感情が落ち着き、だんだんと離れていくことを実感する。絶対に思考・行動で追い払おうとせず、手放していく。
4.1,2,3ができた後の平穏な精神状態のもとで、数量を高められる実力があること、FXトレードでやるべきことをやっている自分、以前より高いテクニカル分析精度でエントリーポイントを捉えられている、成長している自分へ意識を向ける。お金は後からしっかりついてくるので、エントリー前のプロセスに集中する。そして、やるべきことをやり遂げている自分を丁寧に確認する時間を作る。
5.1,2,3,4ができるように、トレード以外の日常生活でもマインドフルネスを実践する。エントリー恐怖症は日々の過ごし方、つまり習慣に原因があることを忘れない。
極端な話、FXの順張り裁量トレードで稼ぎ続けるために必要な技術の知識は本一冊で足ります。ダウ理論のトレンド継続について書かれた箇所と水平線の引き方、移動平均線の使い方のみ理解すれば大丈夫。
さらには、FXの成功事例や相場心理学なるコーナーまで書店には設けられており、トレーダーが稼ぐために必要な知識はどこでも手に入れられるようになりました。
それでも専業トレーダーは少ないのが現実。多くが大切な資金を溶かして相場から退場しているようです。これが意味することは、その人の人生で培ってきた精神的な部分が相場で稼ぐために適していないということです。
つまり、相場で生きていくには、一般的には非常識とされる精神的要素が必要とされることになります。
僕は凡人なので、FXでお金を失ってアルバイトで資金を作り、もみくちゃにされながらこの面を強化してきました。FXをやる=レバレッジを効かせて大金を稼ごうとするなんて、エリートやスマートな人はやらないでしょう。
なので、底地から這い上がってきたようなFXトレーダーに聞かないと、後天的にデイトレで稼ぎ続ける方法はわからないと思います。メディアにでているのは天才トレーダーの華やかな面ばかりではないでしょうか。
あなたが天才でなければ、必ずエントリー恐怖症に襲われます。今までできたトレードができなくなる。逸失利益を傍観している自分を責める、負のスパイラルに陥ります。
僕が凡人でお金がなくて、そのお金を稼ぐためのFXでお金を失うことを体験し続けてきたから、なんとなく想像できます。
資金管理との合わせ技で、数量アップにワクワクする!
先に少し触れましたが、精神論だけでFXのデイトレで勝ち続けられるのは天才だけです。FXトレードで稼ぎ続けるには準備が全てであり、テクニカル分析による環境把握、短期時間軸への落とし込み=エントリーと損切り、そして資金管理。
ただし、論理的な部分だけで数量を多くできないから、自分自身を深く知ること、精神的な強化が求められます。論理的な部分を習得する過程は、コツがわかってくるとチャートからの発見がたくさんあって楽しくなるものです。
この時期は自分を過大評価しがちになるときでもあります。調子に乗って一気に利益をふっとばしがちです。「資金を溶かす」体験をすると、恐怖感が脳内に染み付きます。これは人間の自己保身機能=本能なので強力です。
ただし、これも本題である意識の向け方を変えるだけで克服していけます。注意対象を自分の意識で選択していきます。何に集中するかを、精神と行動の両面で、全て自分で決定することができるようになります。
マインドフルネスをトレードに活用する方法でした。精神面が充実すると、トレードの世界から得られる感覚が全く変わってきます。本記事がFXデイトレを楽しいものにするためにお役立ていただけたら嬉しいです。
資金管理については後ほどまとめてご案内します。