
強い反発を受けるものの、時間をかけて目標値まで到達する確率が高いFX・CFDのデイトレ手法です。4時間足を軸にした順張り水平線トレードをされる方にとって、慣れないうちは心理的抵抗が強くとも、逆に親しんでしまえば稼げる順張り手法としてお役立ていただけると思います。
早速結論ですが、エントリー前において以下の条件をみたした環境となります。
1.日足がトレンドから逆行したローソク足を形成
2.1に伴って、4時間足がダウ転換ぎみ
3.1時間足が日足へ回帰するダウ転換確定水平線でエントリー(明確でないことも多い)
4.できれば、日足以下の実体重複で伸びやすい価格帯を明確にする
チャートで具体例を見ながら解説していきます。
強い反発を想定、時間をかけて目標値まで取り切る
日足が下降トレンドで、長期時間軸の節目に到達してから大陽線(レ点)を確定しました。この時点で4時間足を軸にした順張りでは、戻り売りと上昇続伸の両方向を考えていきます。
4時間足以下の日足回帰トレードにおける最重要ポイントは、1時間足が明確な安値を作ってからの高値切り下げが起きていることです。日足上昇トレンドにおける、押し調整からのロングも同じ考え方となります。
1時間足の波形と足型にも注意を払ってください。このポンドドルのように綺麗な右肩下がり、かつ1時間足が長い下ヒゲを作っていなければ、強い反発リスクを避けられる可能性が非常に高くなります。すると本チャートのように綺麗な下降トライアングルとなり、デイトレーダーのショート目線も一致してきます。
入るときにはエントリーに使う水平線に迷うことが多いです。流れの中でショートを入れていくイメージを描きながら水平線を定めていきます。1.37162ドル、1.37122ドル、もう一つ上にも15分足で水平線を引くことはできますが、結果的にどれでも大丈夫です。このチャートのみならず、この手法は4時間足以下の反発をくらうので、このような水平線が複数できるということを覚えておくことが大事。どれもブレイクするために作られたもの程度にとらえておいてください。
エントリーにおけるポイントは、適切な損切り設定です。このチャートは4時間足も1時間足も大変綺麗な右肩下がりので1.37270ドルで大丈夫ですが、少し乱れたものならもっと明確な高値、本チャートを例にすると、1.37360ドルとなります。
さらに反発リスクを避けてショートする方法は、戻り調整を待つことです。抜けてそのまま下がった場合は後追いしないと割り切って、上値を完全に抑えられてから(15分足の黄矢印)となります。ただしこの思考が働く時点で他のデイトレに悪影響を及ぼす原因になりかねないので(迷い・躊躇の原因)、定めた水平線抜けで入って放置するか、値動きに合わせて対処しながら入り直して行くのが良いと思います。
そして日足以下の実体重複で伸びやすい価格帯と目標値を明確にします。反発が強くなることは簡単に想像できるので、それを食らったときに精神的負担を減らすためにも丁寧なマルチタイムフレーム分析をしておきます。
1.36548ドルまで強い支持線がありません。1.36832ドルは反発が入ってくるところですが、1時間足以下のローソク足形成過程より、強い支持線は作られていません。つまり、エントリー直後の売買ごなしを終えたら1.36832ドルでの反発に注意しながらも、1.36548ドル到達をじっくり取りきっていくイメージです。
結果的に1.36548ドルに到達していないのは、日足陰線始値で損切りを巻き込んだ買いが入ったからでしょう。
反発の強さを15分足で確認
目標値まで握ると決めた方は握力を弱めないためにも、5分足は見ない方が良いですね。一方で一部ポジションの利益最大化を図る場合には、5分足の値動きを見ながら対処し、残りを目標値まで引っ張るための調整をするのが良い思います。
具定例として、過去のエントリーポイントへのリンクをリスト化していきます。随時追加していくので、お役立ていただけたら嬉しいです。
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