心理

長期時間軸節目値幅確保かつ高値圏維持なら入るだけ(クロス円)

2021年10月20日 オージー円 1時間足の高値更新チャート

本日のクロス円、いずれも高値圏をたもったまま豪州時間から長期時間軸の節目をつけにいきました。ドル円については今朝の想定通り完全様子見と決めていたのですが、オージー円とカナダ円については売り圧力は少ないことがチャートに表れていました。

参考:ドル円のテクニカル分析(10月20日)ロング一択114.5円基準の想定二種類

本日のようにNY市場で高値圏を維持(揉み合い)して東京市場で買い上げられたり、NYで買い上げられて東京時間がそのモメンタムを引き継いで続伸する場合、少しでも様子見思考が入るとデイトレで取りきっていけません

今後のブル相場に備えて、僕自身の反省と成長の種としてまとめておきます。

各通貨ペアは独立していることを忘れない

カナダ円とオージー円を完全対象外にして細かく分析しなかった根本原因は、ドル円を完全様子見すると決めたことです。各通貨ペアは独立しているのに、完全にドル円に対する待ち姿勢ががクロス円のテクニカル分析すらも怠った原因です。

感情・思考などの精神面、習慣はトレード成績に大きな影響を与えるので、この見逃しは猛省です。

個人的なことはここまでにして、オージー円の強い抵抗線は86円から、カナダ円は93円からなので、エントリーポイントから50ピプス弱ものゆとりがあります。見直し用としてこれらの1時間足チャートのみを貼っておきます。

2021年10月20日 カナダ円 1時間足の高値更新チャート
2021年10月20日 オージー円 1時間足の高値更新チャート

【新鮮】FXのエントリー恐怖症を克服する変わった二つの方法

FXに限らずCFDや株でも何でもそうですが、天才でもない限りお金を失うことの拒否感から怖くてエントリーができない状況を乗り越えていかなければいけません。

WEBで「FX エントリー 怖い 克服」など調べてみると、多くの優れた内容が公開されていますね。僕もブロガーになった?!ので他のトレーダーさんが何を発信しているか調べてみたら、改めて僕がこの記事を書く理由がないくらいに充実した情報があふれていて驚きました。

さて、FXのエントリー恐怖症を克服する方法として「ロットを減らす、ソフトやデモトレで練習を重ねる、経験の積み重ねで慣れる」などは周知のことだと思いますので、技術(小技)と精神面で一つずつ変わった方法をご紹介します。

先にみなさんが興味ある技術を、そしてトレード以外にも通ずる、挑戦する人生において大切な精神面に続いていきます。

【技術】エントリータイミングのズレを解消する損切り設定

技術というより小技に近いです。一般的に損切り設定はエントリー時間軸の一つ下の安値、一つ上の高値に設定します

例えば15分足でロングエントリーしたのであれば次のとおりです。

FXエントリー恐怖症を克服するための損切り設定

上矢印のロングに対して損切り1に設定をします。エントリーが怖い方の多くは、エントリー直後から値動きがボラタイルになって切らされる経験をしているからで、その記憶が尾を引いてエントリー恐怖症となって表れています。

なぜ損切りさせられるか?根本的原因は長期時間軸の環境分析を終えてからの、デイトレのための短期時間軸への落とし込み、具体的にエントリーする水平線と損切り設定の甘さにあるわけですが、この精度を高めることは永遠のテーマであり、玄人トレーダーさんでも毎日検証し続けているものです。

損切りが多い方と稼ぎ続けている方の決定的な違いは、エントリー時間軸のズレにあります。つまり抜けた直後から想定方向に伸びていく水平線を定める精度が著しく高いか否かの違いです。

ですので、これは経験を重ねることによって身についてきますので、FXで損切りの多い方ができる対処法としては、損切り設定値を一つ下に下げる(損切り2)ことをおすすめします

ただし、長期時間軸優先の環境分析ができていることが大前提です。長期時間軸でレートが伸びる方向を正しく想定できるようになっていれば、あとはエントリー精度の問題となります。

この小技は、時間軸のズレが起きても損切りになりにくくするための対処法となります。資金管理は厳密に行ってください。損切り幅が広がるので、当然ながらロット数も減らしていきます。

数量を減らしても、エントリー精度が甘くて何回も切らされたら資金は着実に減ってしまいます。ですので長期時間軸の方向性は正しいのだから、切らされにくい位置に損切り設定をして、

エントリーしてから多少ふらされても最終的には目標値に到達するチャートを何度も確認できたら、ご自身の長期時間軸の想定の正しさへの確信が高まっていきます

テクニカル分析精度に対する確信度の高まりによって、自然に損切り位置を通常の状態に戻していくことができると思います。

損切り位置を下げても不安になるようでしたら、損切り3まで下げても良いですし、ロット数を減らしても良いですね。ご自身の精神状態に合わせて調整を重ね、少しずつストレスを高めるようにしていけば良いと思います。

これって本記事のテーマである変わった方法でしょうか?!すでに誰かご紹介されていたらすみません。ざっとしたWEB検索しかしてないことをご了承ください。

【精神】脳のクセ「自己保存」をゆるめる

自己保存は脳が発達するプロセスで獲得する脳のクセ(後天的な本能)で、「生きたいという本能」に根ざしたものです。人間が生きていくために、脳が本人を守ろうとする働きがあります。

参考記事:エントリーできない、ロットを上げられない方へ | 自己保存のクセを知ることがトレーダーに必須な理由

この「自分を守ろう」が挑戦するトレーダーさんにとっては曲者で、お金を失うことから徹底的に守ろうとするためにFXのエントリーが怖くなってしまうのです。

自己保存のクセは年を重ねるごとに強くなっていきますから、この資本主義社会の中でお金の大切さを身にしみて理解している僕たち大人にとって、そのお金を失うことから本能的に身を遠ざけようとしてくれているわけです。

いわゆる真我、潜在意識、コンフォートゾーンなど、自己啓発の書籍で紹介されているものを絡められる話でもあります。自分でもよく分かっていない奥深くからの強烈な働きが原因になっているので、FXでエントリーが怖いままの人は、実は本当の理由を理解されていないはずです。

本当の理由とは、自己保存の脳のクセが働いているという単純なものではなく、なぜそれが働くのか?ご自身の人生を振り返って、幼少期の体験などが根本的にあって、それを歳を重ねるごとに強化して今の自分を作り出している

その自分が強烈にFXにおいて足をひっぱっているなど。この原因は過去にありますから、嫌かもしれませんが、しっかりとずっと前の自分を振り返ることも必要でしょう。

そして自己保存のクセが強く働いていることがわかったら、僕は「自分を守る神さま」と呼んでいるのですが、その神さまに丁寧に説明をしてあげます。エントリーに値する明確な根拠と理由、だからこの水平線で逆指値をしますと。(お陰様で、今は説明をしなくて大丈夫な状態です)

今回は簡単なまとめなのでこの当たりにしますが、もう一つだけお伝えさせてください。その本質的原因を発見するために過去をたどっていく間に、負の感情をともなう嫌なことを否定するのでなく、消そうとするのでもなく、ただたた認めて、観察して手放すことを繰り返すだけで大丈夫です。手放せなくても大丈夫です。そんな自分もしっかり認めてあげてください。

これを何回も繰り返していくだけで、いつの間にかFXエントリー恐怖症の本質的原因を深く理解できるとともに、自然と抜けたら伸びる水平線に逆指値設定できるようになっていけます。

もちろんこのような状態になったときには、トレード成績の向上とともに、人生もより明るいものになっていると思います。

関連記事:【FXエントリー恐怖症の克服法】意識の向け方を変えるだけでロット・枚数を多くできる!

デイトレの幅を広げるために自分を疑う【脳のクセ、統一・一貫性をゆるめる】

僕はFXから始めて、今はMT4を愛用しながらFXとCFDを軸にしている専業トレーダーです。本ブログは次の読者さんを思い浮かべながら書いています。

・ある程度リズム良くデイトレしたい方
・特定の環境のみでメガロットを打ち込みたいデイトレーダー以外の方

専業トレーダーの中には、絞りに絞り込んだ環境のみの一点勝負を得意とする方と、FXに限らずトレード対象を広げて、ある程度勝ちやすいトレードの回数をこなしていく方に大別されます。

どちらが良い・悪いではなく、心地よくトレード人生を歩めているのならそれがご自身に最適である、ただそれだけです。

僕は後者で、FXの特定環境における一点集中のデイトレから対象を広げられた理由を、脳のクセである統一・一貫性をゆるめる視点からまとめていきます

脳のクセ「統一・一貫性」がデイトレの横展開を抑制する

こちらの記事「エントリーできない、ロットを上げられない方へ | 自己保存のクセを知ることがトレーダーに必須な理由」で脳のクセである自己保存について触れましたが、トレーダーとして稼ぎ続けるためには自分自身を深く知る必要があります。

本記事は純粋な自分に最適な心地の良いトレードをできるようにしていく方法で、それが脳のクセ「統一・一貫性」をゆるめることになります。自己保存とも密接に関わっていますが、一極集中型デイトレが適していない方にとって、これらのクセは厄介です。

純粋な自分はある程度リズミカルなデイトレを積み重ねていきたいと「感じている」ものの、レバレッジを効かせられるのがトレードの最大のメリット。だから一極集中でいいんだと自分自身を説得して、純粋な自分を抑え込むような日々を過ごしている。

トレード手法はもとより、環境や対象銘柄を絞ったデイトレで稼げているものの、なんか心地よくないなと感じている方は、その足かせを外すためにお役立ていただければと思います。

心地の良いトレード人生を最優先 | 直感を信じることの大切さ

稼げていないときは、まずはトレード対象を1つに絞り、1つの特定環境において、1つの手法で取り切ることに全集中することをおすすめします。

これで安定したら、手法は1つのままで、1つの対象に対して、時間軸の違う2つ以上の環境にしてみる。または、1つの時間軸で、2つ以上の対象を見てみるなど、少しずつデイトレの幅を広げていくことができます。

もしこれができなくてストレスを抱えているようなら、自分自身が脳のクセである「統一・一貫性の罠」にはまっていないかを疑う必要があります。

その罠にはまっているかの簡単な判断基準は、ご自身が超得意としていない相場環境において、想定通りの値動きをして傍観しているときの抑えがたい悔しい感情や、見逃した自分を情けなく思うような自尊心を傷つける思考がわくことです。

この類の負の感情をともなった思考が強く働くようなら、脳の統一・一貫性のクセによって、潜在的にブレーキが働いてデイトレの幅を広げられなくなっている可能性があります。

また、何かしらのコミュニティに属していて、そこで主張されている手法を信じ込んでいると厄介ですね。リーダーが柔軟でなければそれに染まってしまいますし、その枠以上の稼ぐことが難しくなるでしょう。これは人間の本能である「仲間になりたい」気持ちが強くなり、それを乱さないようにする思考が潜在的に働いているためです。

だからといって、逆に僕みたいな個人は自分の殻にとじこもりがちなので、強く強く意識して外の世界を見ていかないといけません。いまは書籍やYouTubeがあるので、脳をやわらかくする材料が豊富で恵まれています。

ただし、くれぐれもトレードの時間帯に行わないでくださいね。相場は戦場、なんの武器を使うか迷うきっかけを作ったら死の原因になってしまいます。

僕自身が感情的判断で高値圏・安値圏からのデイトレを捨てていた

以前の僕は高値圏・安値圏にあるから伸びないだろうと決め込んで、完全に捨てていたトレードがあります。

例えば2021年9月28日ドル円ですが、一見すると日足が伸び切って5日線とも乖離しており、感情的思考による判断は「反発が強そうだらかデイトレはやめておこう。」でした。

参考記事 → ドル円のエントリーポイント(9月28日)| 高値更新の考え方、感情的な判断を捨てる

ところが、このような値位置から続伸することなんてよくありますし、最強のブル・ベア相場に入ったら、トレンド形成加速場面を丸ごと逃すことになります。

リズミカルにデイトレを重ねたい方にとって、この場面を傍観するほど辛いことはないでしょう。僕自身にそのような時期があったので、次のようなそもそも論を持ち込んだわけです。

その値位置が高い・安いって、なんで自分で決め込んでるの?

これって自分勝手な判断を相場に持ち込んでるだけで、非論理的な感情的思考が潜在的に働いていることが根本的な原因です。

これに気がついてから発見した想定方法の転換が「長期時間軸の節目を明確にした目標値ベースの想定と、その間の強い支持線・抵抗線の有無の分析の明確化」を丁寧に行うことです。

想定方法の転換と言うよりも、正確に言えば意識を高めるポイントをずらしていった、ずらしてさらに高めるという感じです。

また、「相場を支配している機関投資家はどちらに動かしてくるか。順張りに逆らう者たちをどのように痛めつけてくるか。」など、テクニカルから外れたストーリーを想像したりもして楽しんでいます。

すると抵抗感の強かった高値圏・安値圏と思える位置からのトレードに対するストレスがだんだんと減っていき、今では入る条件が整ったら淡々と入っていくことを、以前よりも大幅にストレスを減らしてこなせるようになりました。

(トレード初心者さんへ:「ストレス=嫌い、駄目、自分に合っていない」と勘違いされないでください。トレードはレバレッジを効かせますから、玄人トレーダーさんでも「自分との勝負」をされている方は、常に何かしらのストレスがかかっているものです。)

稼ぎが安定したら直感を信じて回り道をすることも大切

もう結論を繰り返す必要はないですね。稼ぎが安定するまでは一点・一極超集中!それ以降は、もし日々のトレード生活に違和感を覚えたら、それを言語化して紙に書き出すくらい明確にすることが大切だと思います。

トレーダー人生に限らず、人生の充実度・幸福度を高めていくには、純粋な自分が発する声・直感をしっかりとキャッチし、それに答えて上げることも大切ではないでしょうか。

それらは一見稼ぐことの回り道のようにみえますが、振り返ってみるとその回り道のなかに人生の深み・幸せを育む種が隠れているものです。そしてその種を育て始めると、心地よいトレード人生につながっていき、その道を歩んでいく間に稼ぎは増えていくものです。

その回り道へ一歩踏み出すために「脳の統一・一貫性」のクセを知っておき、強く意識して解きほぐしていく必要があると思います。

心地よいトレード人生に役立つ脳科学の書籍

最近は専業トレーダーに至る前に役立った書籍を読み返しています。主に脳科学を分かりやすく解説してくれたものです。

相場心理学の分野が存在するように、トレーダーとして成功するためには自分自身の思考・精神・心理と呼ばれる類を理解する、つまり自分自身を深く理解していく必要があります。

これを論理的・科学的に可能にする一つの方法が、思考・精神・心理の元となる脳の働きの基本を理解して、日々の行動に落とし込み、改善を重ねていくことだと考えています。

本記事は「林成之さんの脳に悪い7つの習慣」の中に書かれている、第二の本能「脳の統一・一貫性」のクセに焦点を当てて、それが長きトレード人生において潜在的に悪く働く可能性があることをご紹介し、そこからご自身を開放していく方法を、僕自身の実例とともにまとめました。

長文を最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!本書籍をトレード人生にお役立ていただけたら幸いです。

エントリーできない、ロットを上げられない方へ | 自己保存のクセを知ることがトレーダーに必須な理由

僕はFXから始めて、今はMT4を愛用しながらFXとCFDを軸にしている専業トレーダーです。本ブログは次の読者さんを思い浮かべながら書いています。

・エントリーできずに想定通りの値動きを傍観して自己嫌悪に陥っている方
・ロットを淡々と上げていくことへの心理的抵抗が強烈な方

FXをはじめとしたトレードは、求める結果(お金)を努力を重ねても失っていく非常識な世界です。僕は凡人で不器用ですし、2年以内に2社退職したいわゆる社会不適合者です。

同じところでアルバイトも長続きできず、お金が必要でFXの世界に飛び込んだものの、上記二つ苦しみを味わい、右往左往し、なんとか乗り越えることができました。

その理由の一つが自己保存のクセをゆるめることです。今回はこれのみに焦点を当て、僕自身を実例としてまとめています。

今まさに同じ苦しみを味わいながらも相場から離れられない、どうしてもトレーダーとして生きていきたいと考えている方にお役立ていただけたら幸いです。

自己保存を理解して、意識してゆるめる努力を続ける

自己保存とは脳神経外科医・林成之さんの書籍「脳に悪い7つの習慣」にある言葉で、自分を守ろうとする生きたいという本能からくる脳のクセとして紹介されています。

アマゾン公式サイト → 脳に悪い7つの習慣 林成之 (著)

資本主義社会のなかで生きていくには、お金が必須です。「命の次にお金が大事」は言い過ぎでないように思います。

そのお金が努力を積み重ねているのに減っていく非常識な現実が、FXをはじめとした相場の世界です。

生きていくためにお金が必要なわけですから、潤沢な資金がないのであれば、安定して稼げるようになるまで常に不安がまとわりついてきます。

つまり生きていくために必要なお金を減らすことは、危機感が直接本能に働きかけ、その結果自己保存が強く働いて、お金を失わない思考・行動を優先して強化するという、トレーダーとして生きていけない悪循環におちいっていきます。

トレーダーとして生きていくために必要なこととは

トレーダーとして生きていくために必要なことをたった二つに分けると、「稼げる知識を習得する」「稼げる知識を技術として使いこなす」ことになります。

前者は勉強なので、トレードに興味があれば誰でもできます。楽しい・ワクワクなど、純粋な自分がそう感じたら最高です。一気にご自身に最適な技術を習得することができるでしょう。

トレーダーを職業としている人が少ないのは、技術を継続して使えないからです。道具だけ持っている状態の人がごまんといるのではないでしょうか。

また、多くの人が継続することができずに脱落しているようです。よく耳にするのは「資金を溶かして退場」ですが、その多くの方が相場に戻ってこないのはなぜでしょうか。

つまりトレーダーとして生きていくためには、技術の習得以上に精神面が深く関わっているわけで、自分自身を深く理解することが絶対と言えそうです。

僕自身の過去の苦しみ

僕がFXのみをトレードしていたとき、ロットを上げられない苦しみが長かったです。トレードに使えるお金を一気に失って、アルバイトでためて再度戻ってきて、トレードだけでは食べていけない状態が続いていました。

このときロットをあげることができない。ロットをあげて失ったときの欠落に焦点が当たり過ぎて、怖くて前に踏み出せませんでした。

たしかこのあたりから、僕自身の思考の癖・感情の揺れ・日々の行動など、これらが過去の何からくるものかを深く考えるようになりました。

書店等でいろいろと調べていくなか、自然な流れでマインドフルネスに出会うわけですが、本記事では自己保存に焦点を当てていきます。

僕の場合、とにかく欠落への意識が強かったです。アルバイトでためたお金ですから、「ロットを上げたものの、この1トレードで失ったら、また何時間も働かないといけないな。」とか「だったらアルバイトでコツコツためて、長期投資の積み立てをした方が良いのでは?」など、どんどん逃げの思考へと波及していきました。

破産しないためのロットの正しい上げ方をなんとなく知っていたものの、とにかく早くお金が必要なときでしたから、僕も楽して早くお金を稼ぎたいという根本的に間違った考えをもってFXをしていたわけです。これがトレードのみならず、人生の悪循環を生んでいました。

FXをはじめトレードで最悪なことは、努力しているのに求める結果(お金)を失っていく辛い現実が続くことです。資本主義社会の中で「お金=生きる」と言っても過言ではないでしょう。

努力を続けてもお金がどんどん減っていく。これに合わせてお金を失うことへの恐怖・嫌な感覚など、負の感情→思考が強化されていく。こうなるとエントリーが怖くなりますし、ロットなんてあげられないです。

つまり、これまで培ってきた人生そのものの中にトレーダーとして生きていけない根本的な原因があり、各個人によって解決策が異なることになります。

自分自身と深く深く向き合い対話を重ねることのみが、自己保存をやわらげてストレスの少ないご自身に合ったエントリーにつながり、だんだんと慣れてロットも自然に上げられるようになります。

違う人が同じチャートを見て、同じように理解して論理的に値動きを説明できても、現場においてエントリーできるかどうか、それを積み上げていけるかは別次元の話です。トレード技術を使えない=自分自身を知らないと言っても過言ではないと思います

僕が凡人だから このブログを書くことができています。むかつくと思われるかもしれませんが、僕たち凡人は努力が全く実らないあの苦しみに耐えながらも、相場にもみくちゃにされながらも、自己の深い領域から解決策を見出していかなければいけません。

自分自身との対話を重ねて自己保存をゆるめるしかない

なぜ具体的な解決策を示せないのか?それはエントリーすることやストレスを少なくしてロットを上げることは、これまでお伝えしてきた通り、勉強してどうこうなるという表面的問題ではないからです。

相場に挑戦する者、僕たち一人ひとりが歩んできた人生のなかに本質的原因があり、それは各個人が自分自身と深く向き合っていくことで解決策が見いだせるからです。

最近はYouTube等で大変優れた情報がアップされていますし、書店にいけば稼げる技術・手法が紹介された本がズラッと並んでいます。

それでもトレーダーを職業にしている人が少ないのは、僕たちの人生で強化された自己保存のクセをゆるめること、これが相当難しいことを示しているのだと思います。

関連記事:【FXエントリー恐怖症の克服法】意識の向け方を変えるだけでロット・枚数を多くできる!

【相場心理】相場観への意識が足りないからエントリー根拠を発見できない(ポンド円)

2021年9月24日 ポンド円 全体チャート

猛省をブログにしようと思いました。9月20日の急落からの回復局面、長期時間軸の節目からクロス円全般の強さをヒシヒシと感じる中、僕自身の相場観・目先感をないがしろにしてしまいました。

世界の株価指数が強くてあちらに集中していたのですが、クロス円のいずれも取れていないというのは、単に相場観からテクニカルへ落とし込む意識の欠如です。

9月23日のポンド円、テクニカルへ落とし込む

株式市場のリスクオフ=円買いはいまだに健在で、中国恒大の件とFOMC結果前から、完全に資金が抜けていくのに合わせるようにクロス円が売られ、その後のリスクオフの巻き戻しで急上昇に至っています。

確からしい相場観をもとに感覚でトレードをすることは厳禁です。チャートから得られる根拠からエントリー理由を明確にしていきます。

4時間足を軸にした順張り水平線トレーダーは、最低でも4時間足ダウが転換する流れがチャートに現れている通貨ペアを優先します。明らかにクロス円>ドルストの相場で、そのなかで小さな戻り高値を更新(レ点)していたのでポンド円でした。

2021年9月24日 ポンド円 全体チャート1時間足に注目してください。支持線で値固めする間に1時間足が収縮してから上昇し、高値を更新してから押し調整をしています。デイトレーダーとしてこれを完全に見逃していたことが、とても悔しいです。

  • 第一目標:150.098円
  • ロング1:149.637円
  • 損切り1:149.429円
  • ロング2:149.954円
  • 損切り2:イメージした値動きと異なる逆行をしたら即実行、または149.429円にロット管理して放置。このときは明らかに下がる流れに転じたら裁量も考えておく
  • ロング3:150.346円 急伸するときによく起こる売買攻防なので、5分足で追加を狙います。第一目標前で軽い反発に合いそうなのがあいそうなのが150.639円で、値幅も確保できています。
  • 損切り3:150.152円
  • 決済:151.335円上を推移しているときに一部、割ったら全決済が基本(日足以上の環境より)

クロス円をすべて捨てて株価指数に集中したわけですが、ヒシヒシと伝わってくる底堅さ、そして急落分を一気に埋めるかもしれないな。という思いは湧いていました。これをないがしろにしてしまった。。。僕自身の相場観への裏切りみたいなもので、これを猛省しています。

「テクニカルにはまるものの発見→トレード」「相場観からテクニカルへ落とし込む意識→トレード」のバランスを感じとりながら、より稼げる対象の選択を洗練させていきたいと思います。

【デイトレNYダウ30】傍観が何より辛い | 時間軸のズレ、想定の甘さが浮き彫り

2021年9月20日 NYダウ30 急落チャート

日足が完全に下っ端なれる足型で本日からショートで取りきっていく気満々でしたが、時間軸のズレ、想定の甘さが浮き彫りに成りました。トレーダーとして、傍観しているときほど辛いものはありません。。

参考 → NYダウ30のテクニカル分析(9月20日以降)| デイトレショートを狙い続けながらトレンド転換を探る

FXとともに欧州時間くらいからエントリーポイントが明確になるだろうなという甘い考えでいました。急落可能性があるにも関わらず、アジア時間からの準備を怠ったことが完全敗北の原因です。

NYダウ30のエントリーポイント

2021年9月20日 NYダウ30 急落チャート本当に弱いとき、急落するときの典型パターンになっています。安いから怖いではなく、安いからさらに売り叩く大口にのせてもらうところでした。

エントリーは34461.3ドルです。

NYダウ30CFDのみならず、一部をのぞいて中国に合わせて急落しています。通貨では豪ドルの下落が顕著です。この原因は「ユーロドルのテクニカル分析(9月20日)| 続伸ロング姿勢で臨み、押しの深さを探る」で簡単にふれています。

完全にデイトレのリズムが崩れました。FXへの集中も途切れるような感覚があります。こんな自分の至らない心理的なところを素直に認め、次のトレードに活かしていきます。

CFDで逆張りはしませんが、直近最強だった日経225のレバレッジETF(1570)で逆張りスイングの計画をしてみます。

【挑戦】スケールできるデイトレの幅を広げる | NYダウ(9月7-10日分)からの決意

2021年9月10日 NYダウ30 日足チャート

宮本武蔵「五輪書」水の巻に記されている目の付け方(「観・見」二つの目)からヒントを得て、スケールできるデイトレの幅を広げて挑戦していこうと決めました。観=スイングトレーダー 見=デイトレーダー としています。

すみません、「観の目があるからデイトレーダーとして成功してんだよ!」って反対される方は、本記事ではわかりやすく時間軸で分けているだけをご承知ください。

休日のスキマ時間に本屋へ行くのが好きで、ふと惹かれて手にしたことがきっかけです。最近の僕は観の意識が薄らいでいたこと、そしてそれがデイトレの取りこぼしの潜在的な原因であっただろうことを再確認できました。

スインガーを意識して初動を狙う

2021年9月10日 NYダウ30 日足チャート9月7日から10日のNYダウ30CFD(US30)を例にします。デイトレーダーと同じく、スインガーも節目抜けを強く意識します。大きな違いは僕たちデイトレーダーはその初動を早く捉えられることで、メリットは利益幅が大きくなること、デメリットはノイズを拾う可能性が高まることです。デメリットについてはマルチタイムフレーム分析でほぼ排除できますし、通常通りリスク・リワードを明確にして入るだけなので、特に心配することではありません。

今回のUS30については日足レンジ抜けから一旦の深い押し調整狙い、週足節目34680ドル目標です。これはスインガーも同じ目線、明らかに上値が重たくなり下を狙っている局面で、後は入り方の違いです。

US30 9月7日のエントリー方法

デイトレーダーなら、9月7日の明確な1時間足の安値抜けからです。長期上昇トレンドのなかにおけるオシ調整の初動狙いですので、15分足は駄目です。ノイズを拾う可能性が非常に高くなります。現場でみていても、レートより下に存在する複数の反発ポイントが気になって、そうと肝っ玉が座っていないと入っていけないと思います。

スインガーなら、日足終値ベースで入れてきます。一週間かけて節目までの下落想定なので、しっかり握ってきます。終値は皆が共通で強く意識するので、下げ過ぎたから入れないではなく、週足想定どおりに信念を持って入ってくるはず。終値はそれくらい重要です。7日については利幅を追求して、1時間足や4時間足をエントリーに使う方もいるでしょう。

US30 9月8日のエントリー方法

デイトレーダーだからこそ入りやすい環境になっています。目標値が明確、伸びやすい価格帯、5日線も勢いづいている、デイトレのエントリー軸となる1時間足のダウそして1時間MAが抑えに来る流れ。エントリーポイントは前回記事「NYダウ30のエントリーポイント(9月8日分)| 5,20日線下拡散、実体重複価格帯突入、下放れ狙い」の通りとなります。

スインガーは寄りで追加するポイント。あとは終値ベースで判断。僕たちデイトレーダーと同じく5日線を意識しています。5日線の下落モメンタムの高まりは明らかなので、買い方が悪あがきして5日線までレートが寄ったらラッキーくらいで指値する方もいるでしょう。

US30 9月9日と10日のエントリー方法

デイトレーダーもスインガーも難しくなってくるところ。スインガーは終値ベースで少なく追加してくるところ。デイトレーダーはボラが高まる時間帯を見極めて勝負をしていくところ。明確な1時間足安値が作られたら入りやすいのですが、長期上昇中の押し調整なこともあって、買い方の反発も強いです。

ここがデイトレの幅を広げるために課題としているところ。値動きをみていても目標値34566ドルまで下落していくことをヒシヒシと感じるのですが、4時間足を軸にして1時間から15分足をエントリー時間軸に使うトレードで非常に入りづらい。ボラに対しての適切な損切設定ができない(RRを徹底管理できない)がために、入りたくても我慢してしまうことが多いです。

これが相場で生き残り稼ぎ続けている要因ですが、いっぽうで稼ぎ幅を縮める原因でもあります。これは技術ではなく、今までの人生で培った、思考・精神面とのバランスとなってきます。

デイトレの幅を広げるUS30 9月10日のエントリーポイント

2021年9月12日 US30 4時間足と1時間足のチャート4時間足のレ点の通り、ボラタイルななかで下に伸びやすい状況は作られてきます。ただし4時間足ダウが崩れそうになり、急にそこから落とされるのでとても入りづらい。値動きを見て入るトレーダーが有利な環境です。

さらに短期の1時間足ではもっとダウが崩れたように見えます。でも崩れないなという感じは値動きをみていて伝わってきます。そのなかでいまの手法で入れる水平線も見えてきます。あとはやるかどうか。適切な損切の考え方をかえて、ボラタイルな状況でもテクニカル分析的に目標値までつけに行く可能性が高いときには、通常通りの数量で狙っていくことにしました。

一例として9月10日のエントリーポイントですが、売り34977.8 損切は高値 利確目標34566ドルです。これは4時間足を軸にして1時間足以下をエントリーに使う順張りデイトレーダーさんもOKをもらえるだろうポイントです。

デイトレが好きなのでスケールできることを増やせないか考えることが好きです。MTF的に有利であれば、ボラタイルであってもスケールできるトレードを挑戦しつづけてようと決め、今回のブログに記しました。

やらない決意 | 長期時間軸節目USの逆張り、そこからの順張り5分足ネックライン抜け

21年9月9日NYダウ30のチャート

マルチタイムフレーム分析(MTF)ができて値動きをずっとみていると、やりすぎた後の自律反発でも稼げるトレードができるようになってきます。ただし、順張りを徹底していると強烈なストレスですし、反対勢力の存在によって想定方向に進む時間も長くなるで、全く別の思考で臨む必要があります。

なんでこんなことをブログにしたかというと、やらない決意をしたのに心が揺れるからです。トレードは大好きなのですが、これからはストレスのかかるデイトレは徹底排除していくと決めました。僕には逆張りと長期環境に反した時間軸の短い順張りは、正直きついです。

逆張りの値幅取りの味を覚えると、同じように見える環境でどうしても入りたくなってしまう。。。そんな自分をしっかり認めて、確実に手放していきたいと思います。NYダウ30CFD(US30)がその状況なので、ここに記してやらないことを徹底的にやっていきます。

節目に計画的指値(ナンピン余力残す)とそこからの5分足高値抜け

21年9月9日NYダウ30のチャート逆張りは日足安値34902.7を割ってUSして値動きを見ながら入れる、4時間足大陽線始値34851.8が一回目の指値目安になります。34902.7は駄目です。直近の安値は更新させるために存在するものと考えると良いです。また、今の値動きは買いが入る感じがしないですね。安値を抜けて一気にアンダーシュートすると入りやすいのですが、ジリジリと売りが入ってきそうな様子です。

そしてもし節目からの時間軸の短い順張りをするのなら、5分足Wのネックライン34892抜け、右下の安値割れ損切目安です。長期に対する逆張りなので建値撤退が良いですね。先に記したように、この時間軸の短い順張りが効くのはもっとボラタイルになってティック回数が増えてきたときなので、いまの値動きではジリ下げで負ける可能性が高いです。こんな感じのことを僕自身がやっていたという一例です。

完全に個人的な決意のブログになってしまいました。トレードは性格に合わないと苦しいものになる一方で、自分自身を知ることで心地の良いトレードのみを残して行くこともできます。人生に調和するような感じです。と書きながら、これらのトレードをやりたくなってしまった自分へのメッセージとさせていただきます。

【FXエントリー恐怖症の克服法】意識の向け方を変えるだけでロット・枚数を多くできる!

テクニカル分析の精度が高まり、数千通貨のリアルトレードで着実に利益を積み上げ、1万、10万、100万通貨へとロット数・枚数(以下、数量で統一)を多くしていく中で生じるのが、エントリーへの恐怖感です。

これは決して悪いことではなく、レバレッジを効かせることのリスク、一瞬で資金を溶かされることを深く理解しているからであり、リスク管理に必須の感覚を体得した証拠です。

この一文↑にも、本記事でお伝えする意識の向け方のコツを入れ込んでみました!何に焦点を当てるか、何に意識を向ける(集中する)かがポイントです。

着実に成長しているプラス要素を言語化・文字化すると、脳内をグルグル回る負の思考に支配されることを防ぐことができます。

なお、数量管理の方法は後ほどまとめて、こちらからご案内します。数量管理でエントリーへの抵抗感はほぼなくなりますし、意識の向け方・マインドフルネスの活用で、数量を上げるときの抵抗感は皆無、むしろ自己成長を実感できる楽しさを味わえると思います。

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意識を向ける対象を変えるだけ【精神的克服法】

単純ですが簡単ではないです。ただし、忍耐強く続けることによって、負の感情を発端とする精神面のブレがなくなることを着実に体感できるので、頑張っていきましょう!

FXのエントリーで恐怖感を覚えたときに行うことを5つにまとめました。

1.数量を多くするとき、あなたを支配する不安や恐怖、これら負の感情が湧き出している、存在していることを、ただただ認める。

2.あらゆる負の感情を認めて、ただただ観察する。その感情を思考や行動の力で排除しようとしたり、その感情が湧いた自分を卑下するなど、評価・判断しない。

3.1,2ができると、負の感情が落ち着き、だんだんと離れていくことを実感する。絶対に思考・行動で追い払おうとせず、手放していく。

4.1,2,3ができた後の平穏な精神状態のもとで、数量を高められる実力があること、FXトレードでやるべきことをやっている自分、以前より高いテクニカル分析精度でエントリーポイントを捉えられている、成長している自分へ意識を向ける。お金は後からしっかりついてくるので、エントリー前のプロセスに集中する。そして、やるべきことをやり遂げている自分を丁寧に確認する時間を作る。

5.1,2,3,4ができるように、トレード以外の日常生活でもマインドフルネスを実践する。エントリー恐怖症は日々の過ごし方、つまり習慣に原因があることを忘れない。

極端な話、FXの順張り裁量トレードで稼ぎ続けるために必要な技術の知識は本一冊で足ります。ダウ理論のトレンド継続について書かれた箇所と水平線の引き方、移動平均線の使い方のみ理解すれば大丈夫。

さらには、FXの成功事例や相場心理学なるコーナーまで書店には設けられており、トレーダーが稼ぐために必要な知識はどこでも手に入れられるようになりました。

それでも専業トレーダーは少ないのが現実。多くが大切な資金を溶かして相場から退場しているようです。これが意味することは、その人の人生で培ってきた精神的な部分が相場で稼ぐために適していないということです。

つまり、相場で生きていくには、一般的には非常識とされる精神的要素が必要とされることになります。

僕は凡人なので、FXでお金を失ってアルバイトで資金を作り、もみくちゃにされながらこの面を強化してきました。FXをやる=レバレッジを効かせて大金を稼ごうとするなんて、エリートやスマートな人はやらないでしょう。

なので、底地から這い上がってきたようなFXトレーダーに聞かないと、後天的にデイトレで稼ぎ続ける方法はわからないと思います。メディアにでているのは天才トレーダーの華やかな面ばかりではないでしょうか。

あなたが天才でなければ、必ずエントリー恐怖症に襲われます。今までできたトレードができなくなる。逸失利益を傍観している自分を責める、負のスパイラルに陥ります。

僕が凡人でお金がなくて、そのお金を稼ぐためのFXでお金を失うことを体験し続けてきたから、なんとなく想像できます。

資金管理との合わせ技で、数量アップにワクワクする!

先に少し触れましたが、精神論だけでFXのデイトレで勝ち続けられるのは天才だけです。FXトレードで稼ぎ続けるには準備が全てであり、テクニカル分析による環境把握、短期時間軸への落とし込み=エントリーと損切り、そして資金管理。

ただし、論理的な部分だけで数量を多くできないから、自分自身を深く知ること、精神的な強化が求められます。論理的な部分を習得する過程は、コツがわかってくるとチャートからの発見がたくさんあって楽しくなるものです。

この時期は自分を過大評価しがちになるときでもあります。調子に乗って一気に利益をふっとばしがちです。「資金を溶かす」体験をすると、恐怖感が脳内に染み付きます。これは人間の自己保身機能=本能なので強力です。

ただし、これも本題である意識の向け方を変えるだけで克服していけます。注意対象を自分の意識で選択していきます。何に集中するかを、精神と行動の両面で、全て自分で決定することができるようになります。

マインドフルネスをトレードに活用する方法でした。精神面が充実すると、トレードの世界から得られる感覚が全く変わってきます。本記事がFXデイトレを楽しいものにするためにお役立ていただけたら嬉しいです。

資金管理については後ほどまとめてご案内します。

普通の思考行動が邪魔!だからデイトレードで生き残れない

平和で穏やかな環境のもと、家族や友人との普通の暮らしの中で育まれた習慣が通用しないのがデイトレードの世界です。限られた時間内で枚数を張って勝負。

そして一般的なサラリーマンの給料一ヶ月分を余裕で超える稼ぎになるわけですから、普通じゃないことが簡単に想像できます。 

「FXのデイトレードで稼ごう!」と考える人は、お金がなくて普通の人です。僕がそうだったので、この世界に足を踏み入れてくる人々の初心がすごく分かります。

大金持ちはデイトレなんてしません。FXでレバレッジを効かせてどうこうなんてやりませんし、画面に張り付いて血眼に行動することなんて、彼らには想像できないでしょう。

僕は大金を稼ぐためにFXを始めましたが、それなのにお金を失ってしまう真逆の結果。失った分をアルバイトで稼いで再戦。当時はなんとかやりくりして生き残り、いまは専業トレーダーになっています。

僕を動物に例えると、ハイエナ寄りというか、とにかくライオンのように格好よくない、スマートタイプではないです。

こんな僕だから分かる。普通の生活習慣から生まれる思考・行動がデイトレードで生き残れなくなる原因だと強く言えます。

相場から学び、勝てるトレーダーの思考・行動へ進化させる

僕は相場に育てられてきました。お金稼ぎの難しさや大切さはもとより、心の深くに抱えている問題を浮き彫りにされて苦しんできました

何度も相場から逃げようと思いましたが、会社に溶け込むことができなかったですし、アルバイトでもなかなか人間関係を築けなかったので、相場以外にお金稼ぎの場所を探せなかった、目が向かなくなっていたというのが正しいです。 

おそらく天才でない限り誰もがぶち当たる壁が、相場における心理面の問題です。

技術の基礎知識なんて本屋に並んでる程度で十分、むしろあれでも多すぎる。

テクニカル分析なら、ダウ理論のもと、水平線やらインジケーターやらを現場で使い込んで身につけるしかないです。 

技術的な勉強は少しで十分なのに、それでも相場で生き残っている専業トレーダーが10%位なのは、相場から個々の問題が生じるからといって良いでしょう。

それはまさに心の問題。いままでの人生で培ってきた思考、そして思考から生じる行動が全く通用しない世界での精神面における対処法を体得する必要があります。

習慣化されたものを如何にしてほぐしながら相場に適用させていくか?

あなた独自の課題が山積みなっています。相場に適していない思考法であれば、日々の習慣、つまり朝の行動から変えていかなければいけません。

トレードで稼ぐには準備が全てです。エントリー前に勝負がついています。感覚的なトレードで稼げるのは天才だけ。

僕も含めて、凡人が修羅場で稼がせていただくためには、日々の生活からつながっているわけです。実社会における仕事と全く変わりません。

相場で自分を磨き続ける

相場から与えられる課題を乗り越えて行くたびに、実社会における時間が充実してきます。相場で自律心・想定力・勝負魂(挑戦力)を高め、そして何が起きても全責任を自分が負う。

相場に期待をもたない、依存しない(※)。デイトレードにおける期待と依存は破滅への第一歩です。お金がすべて吹っ飛びます。

相場で自分を磨き続ける。格好良く言えば、人格を高めていく。
 
凡人の僕がどのように思考と行動を変えてきたのか、改めてまとめたいと思います。

(※)最近は実際の世界で人間関係を築いていこうとしています。その際に人へは強く期待したい!やはり期待されると嬉しいですし、エネルギーが高まりますからね。ただし、相手の重荷になってはいけない。そして、その期待が叶わなくてもマイナスに考えることは良くない。その際は、いっしょにどうしたらもっと良くなるとか、その人に適したことを寄り添って考えられるよう、そうなれるように心がけていきます。