手法

FXでほとんど負けなくなるためにやるべき3つの事【エントリー編】

FXで絶対に稼ぎ続ける!そのためにとことん贅肉を削ぎ落としながらやるべきことをご紹介していくシリーズです。

今回はエントリー編、やるべきことはたったの3つ!これを読んですぐに実践で役立てていただける人は

・FXをはじめて数ヶ月、だんだんとトレンドの重要性がわかってきた人
・聖杯を探し求めてきたが、結局トレンドに沿った順張りだけで良いとわかってきた人

なんとなくでいいので、
トレンド方向に進むんだと感じていることが大切!

エントリーでやるべき3つの事

ほとんど勝てる環境はほぼ決まっている。だったらそれのみに集中して積み重ねていくだけ!

するとデイトレ判断に一本の太い柱ができて、その柱からからズレたもの、枝と葉っぱを検証していくだけになります。

超複雑にみえるチャートが一気にシンプルにさまがわりするので、まずはこの3つだけやっていきましょう!

1-1. 長期トレンド優先
1-2. 長期トレンドに一つ短期が一致する高値の水平線抜けのみでロングする
1-3. 安値が切り上がっている
(※)超シンプルに考えるため、ロングのみの説明です。

図にするとこれだけ!!FXで負けなくなるためにやるべき3つの事

FXの順張りデイトレは、淡々とこの環境を見つけて、抜けたら伸びる水平線を定める作業なんです。

これ以上語ることはありません。まずはこれだけ徹底していきましょう。今回お伝えするやるべきことはこれだけ!

本当かよ?って思われても問題なし!でも、できれば頭の片隅にいれておいていただけたらなと思います(^^)

ダウ理論は1つだけ強く意識する

トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する

これだけ!トレンドフォローと呼ばれる方法の根幹をなしています。上昇トレンドだけ考えてこれを言い換えると

高値の切り下げ、安値更新が起きるまで、トレンドが続いていると考えます。

FXダウ理論 トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する

図にするとこれだけ!

絶対にトレンドに逆らわない。「Trend is Friend」という有名な相場格言があるほどです!

FXで値動きが読めてもエントリーラインが定まらないときの入り方

2021年10月24日 ドル円 週末調整のチャート

FXでリスク・リワードを徹底管理したデイトレを積み上げる一つの方法として、エントリーと損切りの水平線を「明確にする」ことがあります。これは相場で稼ぎ続ける確実な方法ですが、それ故に値動きが読めてもエントリーできないジレンマに陥ることがあります。

その際の対処法として、エントリーする水平線を「明確にする」ことを緩めて入っていく方法をまとめていきます。

流れのなかで水平線を見極めていく

2021年10月24日 ドル円 週末調整のチャートこの状況が起こりやすいのは、長期時間に対する逆張り環境下です。具体例としては先週末のドル円で、上昇トレンドの日足に対してデイトレでショートを狙っていくところとなります。

4時間足が下降ダウを確定(レ点)させて、1時間足以下からジリジリさげていく展開になりました。ただし1時間足のレ点の通り戻りが強く、そのあとのジリジリとした下げは、主に今までロングしていた勢力の調整と考えられ、新規の強いショートが入ってこないときに起こります。

現場でみていてジリジリ下げていくのを肌で感じたと思います。

1時間足の明確な安値113.816円は定められますが、デイトレ的にどうでしょうか?結果的に直線的な下げになっているものの、1時間足以下からボラタイルになることを考えなければいけないチャート形状です。

ただし、4時間足は下降ダウで日足の足型も調整の陰線が出やすい。1時間足以下の値動きも弱ってきていて、ジリジリ下げ続けそう。

ですので、1時間足が下降ダウを確定させてからの戻り調整を待って、最後の下落局面を狙っていく方法があります。

まずは目標値を明確にします。直近の強い反発は113.574円で113.5円の価格節目が意識されているようです。もしかしたら113円まで一気に下落がすすむことも考えられる環境です。

ショートの方法は、113.816円抜けを確定してからの戻ってきたときのみ、その後の揉み合いで作られた15分足安値をエントリーラインとして使います。損切りは二つ上のXXが良いです。Xだと切らされる可能性が高くなります。

第一目標値113.5円に対して損切りXXだとRR悪いですが、この局面では総合的にまずは113.5円までつけに行く可能性が高いですし、それを着実に取り切るために、切らされるリスクを排除するための損切り位置です。

最終的には水平線を明確にしてますが、逆指値をせずに流れをみながら15分足以下で決めていく考え方となります。

実際のトレードでは15分足の上昇トレンドライン下にできた安値抜けで114.206円を損切り設定にして入れていき、その後新たに作られた安値抜けて少量追加、最終的にご紹介した方法で最後のつけに行くところを狙っていくように、カチッとはめこむものでもないのですが、RRを徹底管理するために、流れのなかでエントリーと損切りの水平線を明確にしていく考え方をまとめてみました。

できる限り水平線が明確になる通貨ペアを選択する

ジリジリとした値動きは反発がどうしても脳裏をよぎるので、スケールさせることができないと思います。ですので、できる限りエントリーと損切りの水平線を明確にしたトレードができる通貨ペアを優先することをおすすめします。

似たような環境ではありますが、先週末ならユーロ円の方がRRを管理したデイトレがしやすかったので、よろしければご参考ください。トレードポイントは記事の最後にまとめています。

参考:日足逆張り時、4時間足ダウが明確に転換した通貨ペア選択の重要性

日足高値切り下げ、4時間足下降トレンド確定トレードのエントリー条件

2021年10月21日 日経225CFD 東京時間の急落チャート

日経225CFD(JP225)は長期時間軸の節目29048円を抜けてから上昇幅が小さくなり、日足陰線のコマが確定。そして、1時間足が安値を切り下げて収縮しており、新たに作られた1時間足の安値かつ4時間足の小さな安値29203.6円抜けて一旦深い押しに入る流れができていました。

僕は4時間足を軸にした順張りを徹底しており、東京時間からの急落を完全に見るだけにしていたのですが、これは日足の高値切り下げを4時間足の下降トレンド確定させる順張りデイトレとして採用するためにブログにしました。

本トレードは【下放れ叩き売り】直線的上昇・ジリ上げからの急落想定とエントリー方法(日経225CFD)の時間軸を長くしたものとなります。

日足高値切り下げ、4時間足下降トレンド確定トレードのエントリー条件

2021年10月21日 日経225CFD 東京時間の急落チャート長期時間軸優先の順張りなので、週足以上は大きなレンジまたは下降トレンドが条件です。JP225は月足がレンジで、週足は急落からの戻り調整中のなかの急落でした。

日足は押し調整が意識されるなかでの陰線のコマ。本日も陰線確率が高いことは想像できます。

強い買いは29048円と28808円割れあたり(1時間足が収縮している価格帯)からなので、29203.6円からの値幅は十分。
29052円割れは下降トレンド形成加速入りとして入っていきます。

10月19日との大きな違いは1時間MAが下向きになっていないことです。ただし陰線確定の翌日ですし、1時間足の安値を作っているので狙っても良いと思います。総合的判断が必要なところです。

2021年10月19日 日経225CFD急落叩き売りの入り方

担ぎあげをくらわないためのエントリー方法は、1時間足安値(白単線)を抜けてからの戻り調整を見ること。このときに高値を切り上げることなく再度下落してきて、新たに作られた安値を抜けたところでエントリーです。エントリー方法は先の参考記事「下放れ叩き売りのエントリー方法」をご参考ください。

本日もそうですが、5日線ががんがんに上へ勢いづいているときのショートは危険極まりないです。ですので、総合的判断力が問われます。

長期時間軸優先のダウ分析、そしてデイトレに1時間MAの角度の重要性が分かる比較材料として、ナスダック100CFDのチャートを貼っておきます。同じところで売りエントリーをしても値幅がでないことが明らかです。チャートの強さは ダウ30CFD > ナスダック100CFD > 日経225CFD です。今後の値動きを確認して、このトレード手法の有効性を確かめていきます。

2021年10月21日 ナスダック100CFD 全体チャート

【新鮮】FXのエントリー恐怖症を克服する変わった二つの方法

FXに限らずCFDや株でも何でもそうですが、天才でもない限りお金を失うことの拒否感から怖くてエントリーができない状況を乗り越えていかなければいけません。

WEBで「FX エントリー 怖い 克服」など調べてみると、多くの優れた内容が公開されていますね。僕もブロガーになった?!ので他のトレーダーさんが何を発信しているか調べてみたら、改めて僕がこの記事を書く理由がないくらいに充実した情報があふれていて驚きました。

さて、FXのエントリー恐怖症を克服する方法として「ロットを減らす、ソフトやデモトレで練習を重ねる、経験の積み重ねで慣れる」などは周知のことだと思いますので、技術(小技)と精神面で一つずつ変わった方法をご紹介します。

先にみなさんが興味ある技術を、そしてトレード以外にも通ずる、挑戦する人生において大切な精神面に続いていきます。

【技術】エントリータイミングのズレを解消する損切り設定

技術というより小技に近いです。一般的に損切り設定はエントリー時間軸の一つ下の安値、一つ上の高値に設定します

例えば15分足でロングエントリーしたのであれば次のとおりです。

FXエントリー恐怖症を克服するための損切り設定

上矢印のロングに対して損切り1に設定をします。エントリーが怖い方の多くは、エントリー直後から値動きがボラタイルになって切らされる経験をしているからで、その記憶が尾を引いてエントリー恐怖症となって表れています。

なぜ損切りさせられるか?根本的原因は長期時間軸の環境分析を終えてからの、デイトレのための短期時間軸への落とし込み、具体的にエントリーする水平線と損切り設定の甘さにあるわけですが、この精度を高めることは永遠のテーマであり、玄人トレーダーさんでも毎日検証し続けているものです。

損切りが多い方と稼ぎ続けている方の決定的な違いは、エントリー時間軸のズレにあります。つまり抜けた直後から想定方向に伸びていく水平線を定める精度が著しく高いか否かの違いです。

ですので、これは経験を重ねることによって身についてきますので、FXで損切りの多い方ができる対処法としては、損切り設定値を一つ下に下げる(損切り2)ことをおすすめします

ただし、長期時間軸優先の環境分析ができていることが大前提です。長期時間軸でレートが伸びる方向を正しく想定できるようになっていれば、あとはエントリー精度の問題となります。

この小技は、時間軸のズレが起きても損切りになりにくくするための対処法となります。資金管理は厳密に行ってください。損切り幅が広がるので、当然ながらロット数も減らしていきます。

数量を減らしても、エントリー精度が甘くて何回も切らされたら資金は着実に減ってしまいます。ですので長期時間軸の方向性は正しいのだから、切らされにくい位置に損切り設定をして、

エントリーしてから多少ふらされても最終的には目標値に到達するチャートを何度も確認できたら、ご自身の長期時間軸の想定の正しさへの確信が高まっていきます

テクニカル分析精度に対する確信度の高まりによって、自然に損切り位置を通常の状態に戻していくことができると思います。

損切り位置を下げても不安になるようでしたら、損切り3まで下げても良いですし、ロット数を減らしても良いですね。ご自身の精神状態に合わせて調整を重ね、少しずつストレスを高めるようにしていけば良いと思います。

これって本記事のテーマである変わった方法でしょうか?!すでに誰かご紹介されていたらすみません。ざっとしたWEB検索しかしてないことをご了承ください。

【精神】脳のクセ「自己保存」をゆるめる

自己保存は脳が発達するプロセスで獲得する脳のクセ(後天的な本能)で、「生きたいという本能」に根ざしたものです。人間が生きていくために、脳が本人を守ろうとする働きがあります。

参考記事:エントリーできない、ロットを上げられない方へ | 自己保存のクセを知ることがトレーダーに必須な理由

この「自分を守ろう」が挑戦するトレーダーさんにとっては曲者で、お金を失うことから徹底的に守ろうとするためにFXのエントリーが怖くなってしまうのです。

自己保存のクセは年を重ねるごとに強くなっていきますから、この資本主義社会の中でお金の大切さを身にしみて理解している僕たち大人にとって、そのお金を失うことから本能的に身を遠ざけようとしてくれているわけです。

いわゆる真我、潜在意識、コンフォートゾーンなど、自己啓発の書籍で紹介されているものを絡められる話でもあります。自分でもよく分かっていない奥深くからの強烈な働きが原因になっているので、FXでエントリーが怖いままの人は、実は本当の理由を理解されていないはずです。

本当の理由とは、自己保存の脳のクセが働いているという単純なものではなく、なぜそれが働くのか?ご自身の人生を振り返って、幼少期の体験などが根本的にあって、それを歳を重ねるごとに強化して今の自分を作り出している

その自分が強烈にFXにおいて足をひっぱっているなど。この原因は過去にありますから、嫌かもしれませんが、しっかりとずっと前の自分を振り返ることも必要でしょう。

そして自己保存のクセが強く働いていることがわかったら、僕は「自分を守る神さま」と呼んでいるのですが、その神さまに丁寧に説明をしてあげます。エントリーに値する明確な根拠と理由、だからこの水平線で逆指値をしますと。(お陰様で、今は説明をしなくて大丈夫な状態です)

今回は簡単なまとめなのでこの当たりにしますが、もう一つだけお伝えさせてください。その本質的原因を発見するために過去をたどっていく間に、負の感情をともなう嫌なことを否定するのでなく、消そうとするのでもなく、ただたた認めて、観察して手放すことを繰り返すだけで大丈夫です。手放せなくても大丈夫です。そんな自分もしっかり認めてあげてください。

これを何回も繰り返していくだけで、いつの間にかFXエントリー恐怖症の本質的原因を深く理解できるとともに、自然と抜けたら伸びる水平線に逆指値設定できるようになっていけます。

もちろんこのような状態になったときには、トレード成績の向上とともに、人生もより明るいものになっていると思います。

関連記事:【FXエントリー恐怖症の克服法】意識の向け方を変えるだけでロット・枚数を多くできる!

【FXデイトレ】長期時間軸と短期モメンタムのどちらを優先するか

2021年10月17日 ユーロドルの全体チャート

4時間足以下での同じような流れに見えても、ある通貨ペアは伸びてもう一方はヨコヨコというときがあります。FXのデイトレにおいて値幅が稼げるかどうかの鍵を握りますから、ボラタイルになって長期トレンド方向へ伸びていく通貨ペアを見極めることは重要です。

この値動きの違いを長期時間軸または短期モメンタムの違いから判断することはできるでしょうか?

結論から申し上げると、わからないです。ただし、長期時間軸を優先しておいたほうが概ね日足終値ベースで伸びていることが多いだろうとなります。

断言できないのはデータをとっていないからで、僕の感覚であることをご了承ください。一つ条件としては、ダウ理論に基づいた4時間足以上の正しい環境分析ができている必要はあります。

たった一つになりますが、具体例として10月15日のユーロドルとポンドドルを比較します。

ポンドルは長期強く、ユロドルは短期勢いあり

ポンドドルのチャート

2021年10月16日 ポンドドル 最高のデイトレポイント

ユーロドルのチャート

2021年10月17日 ユーロドルの全体チャートポンドドルは傾きが緩やかになった20日線を下から5日線が突き抜けて拡散してく様子が想像できる状態になっており、1.36888ドルを抜けたキレに上伸しました。
一方でユーロドルは同じ時間に入るとしたら1.16115ドル抜けになりますが、建値を割り込んで終了しています。

1時間MAに注目すると、ユーロドルのほうが勢いがあり、これは4時間足以下の押し込みが小さかったことによります。一方でポンドドルは前日の長い上髭に表れているとおり、4時間足以下で深い押しを入れており、これが短期モメンタムの弱さ=1時間MAの傾きの弱さになって表れています。

4時間足以下のみに注目した場合、ユーロドルをデイトレ対象として優先しても良いように思います。

参考記事:最高のデイトレ環境 | ポンドドルのトレードポイント(10月15日)

デイトレ対象通貨ペアのシンプルに選ぶ方法

5日線と20日線の関係に注目です。20日線の傾きがある方向に5日線が勢いづいている通貨ペアを優先する。今回のポンドドルのように20日線の上値抑えが弱くなった状態を下から5日線が突き抜けていくのも大丈夫です。

いずれにしても5日線と20日線の拡散が見え始めていたり、すでに拡散完了している通貨ペアがデイトレに適しています。5日線から乖離していても支持線のみ明確にしておけば、それを目安にして水平線トレードができます。

デイトレにおいて短期モメンタムは重要ですが、4時間足以下にとらわれて長期時間軸の節目をはっきりさせておかないと、エントリー直後の逆行で即損切りになりかねません。いわゆる天井底値づかみです。

また長期時間軸の環境が整っていないと、大口が新たに注文をいれてこないことがあります。これが今回のユーロドルに見られる値動きです。大きく逆行しないものの、値が伸びていかない状況です。

おそらく材料待ちでこれが長期時間軸における一服感にあらわれてきており、4時間足以下では伸びるかどうか判断できません。

ですので、シンプルに考えること。長期時間軸優先で5,20日線の関係性に注目してデイトレ対象通貨ペアを選び続けていれば、値幅あるデイトレを着実に積み重ねていけます。

参考記事:【FX・CFDデイトレ】最高のエントリーポイントの見極め方

【FX・CFD】レンジ解放狙いのエントリー方法とトレード条件

2021年10月14日 日経225CFD レンジ解放チャート

今回のレンジについてですが、長期トレンド方向とは逆に値幅調整した後、日数調整に入ってレンジを形成したときとなります。レンジ解放は大変難しいので、他の通貨ペアやCFDを差し置いてするトレードではないですが、次の条件を満たしたときは積極的に狙っていけると思います。

【レンジ解放トレードの条件】
1.4時間足ダウの方向に小さくても明確な4時間足の高値・安値がある
2.1時間足の流れが4時間足ダウの方向へ流れてきている
3.1の水平線を抜けたら伸びやすい価格帯が作られている
4.1の水平線を抜けたら4時間MAと1時間MAの拡散を想像できる
※1の水平線を抜けてからボラタイルになることは多々あり、15分足以下で急激に建値を割ることはよくある。この値動きは反対勢力が最後の抵抗を示しており、売買をこなした後には想定方向へ気持ちよく伸びていく。
※上記の通り、今回のレンジは値幅と日数調整後に作られたしこりの多い環境なので、目標値を分けて考える。最終目標値前の節目で一部利益を確保して、全戻りしても大丈夫なように建値直上・直下に逆指値を移していく。

強力な支持帯上で4時間足ダウ転換済、レンジ解放へ

具体例として10月14日の日経225CFD(JP225)のトレードポイントを見ていきます。強力な支持帯(日足の青四角)上で波打つ間に4時間足が上昇ダウに転換、そして4時間足が収縮してレンジを形成しました。

NY市場から東京前場に向けて1時間足が4時間足ダウの方向へ流れていき、小さくても明確な4時間足の高値を抜けていきます。

28435.3円までは日足・4時間足・1時間足の実体が重複しており、この価格帯に強い抵抗がないことを示しています。つまり過去の厚いしこりがない環境なので、反対勢力は新規の売りのみと考えることができます。

2021年10月14日 日経225CFD レンジ解放チャート

【トレードポイント】
第一目標値:28435.3円 最終目標値:日足高値(28642.4円からの値動き注意)
買い:28288.3円 損切り:28138.3円
決済:28435.3円到達後に一部、28642.3円到達後に残り全て

15分足の高値はもとより、1時間足の高値もエントリーに使わないほうが良いです。今回は綺麗なレンジなので抜けたら伸びるだろう1時間足高値も見えやすいですが、上髭が多い汚いレンジも多々あります。

このようなレンジは解放しないからそうなっているとも言えます。いずれにしても、上記条件を満たすレンジを意識して見続けていくと、自ずとレンジ解放されるチャート形状やそのときにじわじわとくる感覚が一致してくると思います。

いつもは4時間足を軸にした再現性の高い順張りトレードばかりをご紹介していますが、こちらも再現性の高いレンジ解放トレードなので、積極的に活用していただけたら嬉しいです。

【FX・CFD】短期モメンタムを1時間MAで見極める重要性(高値安値更新時)

2021年10月14日 カナダ円の上昇モメンタム比較チャート

4時間足を軸にした順張りデイトレーダーさんの中には、今のクロス円のような押し目の小さい高値追い相場を捨ててしまっている方もいるでしょう。

「20日線から乖離しているから急落リスクを避けたい。」などの感情的判断によって、高値追いブル相場を丸ごと捨てるの大変はもったいないことだと思います。

大口は5・20日線が拡散している方向に最後までやりきってくるので、エントリー条件を満たしたら淡々とトレードをこなしていきたいものです。

長期時間軸を優先した環境分析を徹底していれば、強い売りが入ってくる水平線を明確にできるので、デイトレの場合はそれら水平線と価格節目における値動きに注意して対処していくのみとなります。

一方でエントリー後に伸びが悪いときには建値前で決済できるように、短期モメンタムを1時間MAで見極めることの必要性を、10月13日のクロス円を例にして確かめていきます。

やはり、高値追い相場では天井を意識した売りが強くなるポイントがあるので、守りを固めながら攻め続けることが大切です。

ブル・ベア相場!高値・安値追いで確認する3つのポイント

2021年10月14日 カナダ円の上昇モメンタム比較チャート

2021年10月14日 ユーロ円の上昇モメンタム比較チャート2021年10月14日 ポンド円の上昇モメンタム比較チャート2021年10月14日 ドル円の上昇モメンタム比較チャート

ブル・ベア相場における高値・安値追いで、エントリー後の急逆行を避けるために確認すべき3つのポイントは次のとおりです。

1.明確な15分足の高値・安値がある(小さくても分かる1時間足の高値・安値)
2.トレンド方向に1時間MAが傾いている
3.1を抜けた後に1時間MAと15分MAの拡散が想像できる

1時間MAは1時間足の移動平均線、15分MAは15分足の移動平均線です。使い慣れてくると2と3はセットになります。具体例として10月13日のクロス円で比較していきます。なお、安値追いのショートについても同じ考え方で大丈夫です。

今回は決済に裁量を入れることなく、淡々と逆指値を15分足の安値に再設定していきます。ポイントはドル円が損切りで終わることです。上記2,3が弱かったドル円はその後の買いの勢力も弱く、押しが深くなっています。

「ドル円以外は上に伸びたから、結果的に1時間MAの15分MAが強くなっているように見えるだけでは?」と思わる方もいるでしょう。これは現場で見ていた方のみとなるのですが、当時もドル円のみ明らかに1時間以下の上昇モメンタムが弱まっていました。

3つのポイントを意識しておくだけで、高値追い・安値追い時の逆行リスクを極限まで減らしてトレードしていくことができます。今のインド50CFDのように新高値に入ると反対勢力が存在しませんから、スルスルと大口が買い上げてくれる途中から、デイトレで入っていくことができるようになります。

クロス円は過去のしこりによって押されやすいですが、新値領域に入ったときにこの手法の恩恵(利益)を最大限に受けることができます。

FX・CFDのデイトレでエントリーポイントのズレを減らす条件と方法

デイトレをしていて最大級に悔しいのが、損切りしてから自分のデイトレできない時間帯に想定方向へレートが伸びていったときではないでしょうか。

これはエントリーポイント(ポジションをもつタイミング)のズレが原因です。長期時間軸優先の環境分析と目標値設定は正しくできているものの、デイトレに落とし込む際の短期時間軸分析に甘さがあります。

本記事ではFX・CFDのデイトレでエントリーポイントのズレを減らす条件と方法についてまとめています。

エントリーポイントのズレを減らす条件

正しいテクニカル分析(※)によって、当日中にレートが到達する目標値が明確であること。これは日足の陽線・陰線想定精度の高さに直結します。
(※)僕が考える正しいテクニカル分析とは、ダウ理論に基づき長期時間軸を優先して、機能する水平線を明確にでき、正しく相場環境を認識できることです。機能する水平線とは、一部利確や全決済のポイントになる、強い支持線・抵抗線のことです。

エントリータイミングのズレが起きやすい環境

1.高値更新・安値更新時に伸びが一服した時
2.長期時間軸の節目近辺
これらのときに1時間足以下でボラタイルになり、反対勢力の力が4時間足にまで波及しそうでしない、4時間足のダウを崩されきれないチャート形状となります。つまり、トレードで狙う方向は変わらないものの、様子見する時間が続く状態です。

エントリーポイントのズレを減らす方法

2021年10月13日 ユーロドル エントリー時間軸のズレを減らすチャート1.明確な1時間足の高値・安値があるか
2.1の水平線を抜けたときに、1時間MAと15分足MAの拡散が想像できるか
3.1時間足以下で、狙うトレンド方向とは逆のトレンドラインを超えた位置(ショートなら割った位置)に1の水平線が位置しているか
4.1の水平線を抜けるのは市場が活性化する時間帯か(東京・欧州・NY市場の前場・後場)

4つを総合的に考えます。1,2はエントリー精度を高めるためには必須で、3は1,2の補足程度に。そして4を意識しておくと、確実にエントリータイミングのズレが減っていきます。

エントリータイミングのズレを減らすことによるメリット

デイトレードにおいてエントリーするタイミングのズレをなくすことそのものがリスクリワード(※)を劇的に高めることに直結します。例えば、1時間足以下の分析に自信がないデイトレーダーはどうしても損切り設定が広くなりがちで、資金管理のためにロット数を下げなければいけません。長期時間軸から1時間足以下の分析、そしてエントリーと損切りの明確化までがセットであり、この一連の流れに磨きをかけることそのものが、エントリーするタイミングのズレを減らすことであり、リスクリワードの良いトレードを積み上げていくことになります。
(※)リスクリワードを損失と利益の比率としています。僕はリスクを「想定外の変動」と考えているので、改めてデイトレにおけるリスクの考え方についてまとめます。

【下放れ叩き売り】直線的上昇・ジリ上げからの急落想定とエントリー方法(日経225CFD)

2021年10月10日 日経225CFD 急落叩き売りチャート

2021年10月10日 日経225CFD 急落叩き売りチャート本記事はトレード実行精度を高めるための自分用メモで、随時更新中です。

叩き売りエントリーを考える2つの環境

1.5・20日線が下に拡散済み
※5・20日線の拡散が見えているのは従来の通り 例:10月1日JP225
2.4時間足が上昇ダウへの転換の兆しを見せていない。
※4時間足が下落を一旦終了させてからの上昇で高値を作り、その後の再下落で安値を作ってからの上昇過程ではない。つまり4時間足が上昇ダウへ転換する兆しを見せていない。さらには4時間足が陽線を立てたらそれらをすべて戻り形成と考えて次の4時間足が陰線になる想定で準備をすすめる。実際にエントリーするかは長期節目到達なども鑑みる必要はあるが、先のこの姿勢で見ておかないと初動から入れない。 例:10月5日のJP225 損切りを確定させてから狙い直す。

エントリー精度を高める方法

1.1時間足以下の上昇トレンドラインが引け、それを割ったところに15分足安値が作られる
2.強い抵抗線または意識される浮き立ったよう水平線からの反発開始
3.1の15分足安値を抜けたら15分MAと1時間MAの拡散が見える。
4.レートが1時間MAと乖離しているとき、3の15分足安値抜けからの反発を待つ。そのときに作られた安値をエントリー基準にして、反発時に作られた高値が前の高値を更新することなく下落したときのみ抜けでエントリーする
5.1のトレンドラインが美しいほど、その下に作られた15分足安値割れからの急落可能性は高い
6.値動きの特徴はジリジリ上げてくること。安値圏維持からの下放れとは違い、抜けてからも1時間足以下でボラが高まる可能性が高いので4が重要となる。日足で上髭を作る過程がジリ上げとなって表れる。

利益を最大化させるための考え方

1.売りが売りを呼ぶことを想定し、日足以上の岩盤支持線をアンダーシュートさせにいくことを強く意識。強気で追加ポイントを探り続ける

補足

1.2つの環境が何よりも重要。その下は脳内へ。細かく条件づけしてテクニックに走らない。
2.日足終値ベースでも考える。時間軸のズレを考慮して、資金管理していれておくトレードも考察していく。

見直し箇所 10月1日以降4時間足陰線前の陽線から準備
2021年10月11日 日経225CFD 急落4時間足チャート

1:節目到達で警戒、1時間足以下で上昇モメンタム高まる 2:1時間MAを曲げきれない 3:抜けたら1時間・15分MA拡散が見える
2021年10月11日 日経225CFD 急落の1時間・15分MA拡散

【FX・CFD】1時間足でエントリーと損切り設定 | 細かな対処を捨てる

2021年10月2日 ユーロ円の15分足拡大チャート

以前にふと思ったことは、一生トレードしていくのだから細かな対処は捨てていいなってことです。

FXを始めたころのなごりで、とにかく損失を出したくない考えによって、15分足と5分足をみながら エントリー直後に思ったような値動きをしないときは一旦カットして また入り直すことを繰り返していました。

損は極小ですむのですが、ときにはその後に生まれる大きな値幅を取り逃すことがありますし、なによりも疲れます。デイトレは好きですが、この対処はどちらかというと嫌いです。

自分の想定を相場に押し付けているある種の傲慢さから生まれています。理想的な値動きとは抜けてから一気に伸びることですが、ご存知の通り相場は自分の理想通りに動いてくれないですし、自分勝手な思いを押し付けている以外になにものでもないなと、ようやく腑に落ちた感覚がありました。

ということで、伸びる価格帯における加速足をとっていくときは別ですが、それ以外は基本的に1時間足でエントリーと損切り設定をして心地よいトレードができていますので、以前までどんな対処をしていたのかをご紹介しようと思いました。

※1時間足のエントリーラインまでの値幅があり、その中に明確な15分足の高値安値があるときは、もちろん15分足の高値安値をエントリーラインとして使っていきます。

1時間足を軸にしたエントリーと損切り設定をユーロ円チャートで確認

2021年10月2日 ユーロ円の急落チャート

こちらの記事「ユーロ円のエントリーポイント(9月30日、10月1日)| 長期トレンドに反する直線的な上昇は急落サイン」を例にしており、1時間足を軸にしたトレードポイントは次のとおりです。

【トレードポイント】
・ショート1:129.684円 損切り1:129.960円
・ショート2:129.553円 損切り2:129.724円
・決済1:128.927円割った後の上昇時 決済2:再度割ったものの128.625円目指さず上昇に転じた時

細かな対処の例を15分足チャートで◯印で確認します。
2021年10月2日 ユーロ円の15分足拡大チャートNY時間(青縦線)を終えて東京時間が始まる前から15分足以下の安値抜けで入って、伸びないことから東京勢力は売ってこないな→東京時間は動きにくいから、もしかしたら大きく戻されるかも→一旦カット、続いて陰線抜けで入れてこれも伸びていかない→騙しかな?伸びるときは伸びるから一旦カット・・・。最後に3つ目の◯ですが、ここは伸びていくところだけど少しでも利幅を確保しておきたいから、戻される可能性あるけど15分足安値ではいっておこう。(ここは伸びていますが、多くが意識しない安値は戻されることも多々あります。また今回は環境が良いです。)

もしこのようなトレードをされていてストレスを感じているようなら、大胆に1時間足のみのトレードに切り替えてみることをおすすめします。スキャルはもとより、時間軸の短いトレードを大人になってから磨くことは結構大変なことだと思います。健康である限りトレードは一生モノですので、マルチタイムフレーム分析の精度を高めることに集中し、1時間足ベースのトレードを軸に目標値までの値幅を取りきっていくことに重きをおくのも良いですね。