USDJPY(ドル円)の年足と月足はどうなっている?
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ドル円年足の情報元:Kabutan(株探)
左がドル円の年足で右が月足です。クリックで拡大できます。年足は1月の下ヒゲがそのまま年足の下ヒゲとなってこのまま続伸しそうに見えますし、もう一回押してきてそうにも見えます。
月足は1月が十字線、2月の始値が1月終値の下から始まったことによって、上昇トレンド中の気迷い、一旦の押しとなりました。今は再上昇に向かっているわけですが、テクニカル的にこのまま1月高値を2月終値が更新するには力技に見えます。
始値が2月十字線上で始まれば十字線からの加速パターンでしたが、結果的にいまは上値の重たさが値動きに表れています。
ただし米国金利上昇を背景にしたドル高に進みやすい条件は整っており、どんどん突き上げていく超絶ブル相場もありえるということを頭に入れておきます。
僕たちFXデイトレーダーは4時間足以下のダウを確認してから淡々と狙い続けていくだけですが、本当に強いときには押し目待ちに押し目なしが続きますし、やはり高値圏からの続伸を狙う姿勢で構えていないと、その時を迎えた際にロングで入って行き難くなってしまいます。
以上をふまえて来週の値動きを考えていきます。
ドル円のテクニカル分析 | 規則正しい値動き継続
ドル円の週足をみると高値圏に表れた首吊り線です。「ここで買ってしまうと、首を吊るくらい負けてしまう」意味合いで、大変印象の悪い相場用語ですね(^^;)。
今のドル円の週足首吊り線は、日足単位で利益確定の売りが増えて押し込まれ、その後の自律反発狙いの買いによってある程度戻したことを示しています。首吊り線の翌週以降は下落基調になることが多いため、とにもかくにも高値掴みしないように注意しなければいけません。
ここまでなら売り方が勢いづく弱気相場入り!のように思いがちですが、日足以下を見ると様子が変わってきます。
ドル円の日足は週足上昇チャネルの下限反発から保ち合いに入る流れですが、4時間足以下の上昇モメンタムが高まっており、それが日足そして週足以上へ波及していくかを考えていく状況です。
前回は青枠2の抵抗帯で抑えられ、今回は1の抵抗帯で抑えられるかを4時間足以下のダウで見極めていくことになります。
ドル円の4時間足は1の抵抗帯へ一度ハッキリと突っ込んでいます。もしここから軽い押し調整で再上昇に向かった際には、1の抵抗帯を上抜けやすい状態にはなっています。つまり、大口が買い資金を入れてくれさえすれば前回よりも一気に突き抜けやすい環境となりました。
ですのでドル円のロングを考える際には114.9円の支持帯を意識して下値を固めてからです。4時間足の青枠の通り、ここまでは支持帯・抵抗帯で反発するきれいな値動きでしたから、4時間足を軸にした順張りの場合、まずは支持帯反発から考えることになります。
一方でデイトレショートを考えていく際には、1の価格帯を抜けきれずに下に突っ込むボラタイルな値動きになってからです。こうなると1時間足で上値を抑えられながら明確な安値が作られるでしょうから、その後に高値を作ってからのネックライン抜けショートを狙えるかどうか。先の話になるので、このあたりはツイッターでフォローしていきたく思います。
僕たちデイトレーダーは4時間足ダウからの1時間足ダウへ、さらには15分足ダウへとバランスしながら抜けたら伸びる水平線を定めることに集中したいものです。
先に週足首吊り線を強調したのでロングへの抵抗感を抱いてしまったとしても、デイトレであればダウに沿って時間軸を短くしながら対処できるので、長期時間軸に足型にとらわれることなく淡々粛々と狙っていきたいですね!